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視読協の運動

点字や録音の発明と普及によって、視覚障害者の読書環境が徐々に整ってくるにつれて、「もっと勉強したい」、「もっとよく知りたい」という要求が高まってきます。
このような気運の中から、1970年6月に視覚障害者読書権保障協議会(視読協)が結成されました。
このグループは、日本盲学生会、盲学生図書館SL、東京都視力障害者の生活と権利を守る会(東視協)、都立日比谷図書館利用者の会、都立日比谷図書館朗読者の会の連合体として結成されたものです。
初代の代表・橋本宗明は当時東視協の代表として参加し、後に全日本視力障害者協議会(全視協)の会長を務めました。
日本盲大学生会から参加した市橋正晴は、株式会社大活字の創立者でもありますが、1997年4月23日になくなるまで事務局長を務め、視読協の理念をまとめ、運動を実質的に先導していきました。

視読協では、「読む」ことを人権として捕らえて、「読書権」をスローガンに活動を開始し、1998年4月に解散するまで公共図書館の開放や障害者に対する著作権の問題などに取り組みました。
視読協の運動は、まず、公共図書館がその蔵書を障害者にも開放すべきであるという主張からスタートしています。これは、公共図書館はその地域住民に対して読書権を保障する機関であり、その地域住民には障害者も含まれているのだから、障害者も読むことのできる形での図書の提供が行われなければならないというものでした。
日本では、それまで点字図書館が視覚障害者向けの読書を一手に引き受けていたのですが、視読協の運動の結果、多くの公共図書館が、障害者の館内閲覧を保障するために対面朗読を実施し、点訳図書や音訳図書を製作して貸し出すようになりました。
公共図書館が障害者サービスを行うようになって、これまでは印刷物が読めない障害者として視覚障害者しか想定されていませんでしたが、活字を凝視できない方や寝たきりの方など、とにかく文字情報にアクセスするのが困難な人達をすべてサービス対象として包含することとなりました。

印刷物の内容をそのまま点字でコピー、点訳コピー・あっと点訳

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2005年10月26日 17:58に投稿されたエントリーのページです。

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