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春うらら

初夏のバリアフリー映画の祭典・「シティライツ映画祭」

 2月4日付け本誌332号のコラムでは、この春のバリアフリー上映を幾つかご紹介してみましたが、皆さんは足を運ばれましたでしょうか。
 その折に、ラスト部分でちらっとイントロだけお聞かせしましたが、いよいよ「第3回 City Lights 映画祭」の企画が固まり、前売りチケットの販売が開始されましたので、予告通りご紹介します。

 まず、ご存知ない方のために、このシティライツというのがどんな団体なのか、簡単にお話ししておきましょう。
 シティライツ、正式には「バリアフリー映画鑑賞推進団体 City Lights」は、2001年に発足した映画鑑賞サークルです。このサークルを立ち上げたのは、学生時代にアマレスをやっていたという屈強な、もとい、心優しい女性・平塚千穂子で、無類の映画好き。「大好きな映画を、多くの人と鑑賞したい。もちろん、視力のハンディがある人とも。その目的を果たすため、画面の説明=音声ガイドを研究して、より
多くの映画作品を視力の有無に関わらず一緒に楽しみたい。」彼女のそんな想いに共感した私たち仲間がどんどん集まって、いろんな意味でディープに活動してきたのが、このシティライツなのです。
 さらに詳しくお知りになりたい方は、公式ホームページをご参照ください。
http://www.ne.jp/asahi/city/lights/

 そんなシティライツが、独自でフィルムを借りてある程度のキャパを持つホールで上映会を行ない、多くの皆さんと一緒に映画の楽しさを味わってみようということで、2年前から毎年行なうことになったのが、「シティライツ映画祭」なのです。
 今回の正式なイベント名は、「第3回 City Lights 映画祭~あの懐かしの映画をもう一度~」で、邦画から1本、洋画から1本を上映します。もちろん、いずれも音声ガイド付きです。

 邦画は西田敏行さん主演の『虹をつかむ男』です。日本版『ニューシネマパラダイス』などとも言われる、映画を愛する人の想いがいっぱい詰まったこの作品は、正に映画祭にぴったり!その愛しい作品の音声ガイドは、シティライツメンバーの有志が腕によりをかけて作ってくれたガイド原稿を予め録音して流すスタイルで行なわれます。

 そして、とても嬉しいお知らせです!!なんと今回はこの『虹をつかむ男』や『寅さんシリーズ』『学校シリーズ』の監督としておなじみの山田洋次さんがゲストでお越しくださいます!!
 山田監督は、バリアフリー上映に関しても大変ご理解のある方のようですので、今からどんなお話しをしてくださるのか、とても楽しみです。

 そして洋画のほうは、シティライツ内部のメンバーで構成された「映画祭実行委員会」の人たちがピックアップしたなつかしの名画50作品の中から、メーリングリストに集う人たちに投票してもらって選ばれた作品なのです。結果選ばれたのが、音声ガイドをつけるには大変な“挑戦”になりそうな海外ミュージカル映画『雨に唄えば』でした。
 この映画の最大の魅力は主役のドン(ジーン・ケリー)のタップダンスなのですが、ビジュアル的に楽しむことはできなくても、軽やかなタップの音を聞いているだけでも胸がわくわく浮き立ってきます。全体がとても明るくて楽しい作品なのです。しかも、サイレント映画からトーキーに変わろうとする時期をとても楽しく描いた、これまた「映画祭」にぴったりな作品です。
 しかし、吹き替え版は存在せず、したがってシティライツメンバーから募った有志による“字幕朗読”が行なわれることとなりました。
 既に1月31日にその字幕朗読の収録は終わっているのですが、今回の主役の声は、このコラムにも度々登場している我が相方・演劇結社ばっかりばっかり主宰の鈴木大輔が担当しました。
 また、私自身は、この収録のときのレコーディングディレクターをやらせていただき、「見た目の雰囲気に合わせた演技をするのではなく、元の役者さんのトーンに合わせての“字幕朗読”を心がけて、浮き上がらないようにしてください」などと生意気なことを言わせていただいてました。もちろん、点訳した台本を使い、女性のボイストレーナーの声を担当させてもらったりもしていました。ちょい役なので、分かっ
ていただけるかどうか…。ご来場の際は、その辺りも楽しみにしていただけると嬉しいです。
 この収録の模様などは、映画祭blogで詳しくお読みいただけるだけでなく、このblogからのリンクで収録の様子やリハーサルの様子を動画で楽しんでいただけ
るようにもなっています。
 また、ビジュアル的に楽しい要素満載のこの映画のガイドは、アクションシーンやサイレントのライブガイドに定評のあるメンバー・役者の檀鼓太郎が中心になって、数名でライブガイドを行なうという画期的な試みもとても楽しみなところです。

 この映画祭の日時は4月29日木曜日・昭和の日で、一般的には休日です。翌日の30日金曜日に休暇を取ると、翌週の水曜日5月5日まで正にゴールデンウィークとなります。
 ということで、今回は遠くからお越しの方にも観光を兼ねて楽しんでいただけるように、クラブツーリズムのご協力により、旅行プランまで企画してしまいました。土俵があるちゃんこ屋さんで懇親会があったり、ホテル宿泊プラン、半日下町観光などというのもあるようです。

 また今回は、去年の大盛況による嬉しい混乱を大きな反省材料として、チケット完全前売り制となっています。
 その辺りの詳しいことは、映画祭専用の公式ページをご覧ください。このページは、前述のblogの入り口にもなっていますので、ぜひアクセスしてみてください。
http://www.ne.jp/asahi/city/lights/eigasai/2010.html

 最後に、公式ページから、最低限お伝えすべきと思われることを抜粋して今回のコラムを締めたいと思います。


会場:江戸東京博物館 大ホール(東京都墨田区横網1-4-1)
【アクセス】JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営大江戸線 両国駅江戸東京博物館前A4出口 徒歩1分
日程:2010年4月29日(木曜・祝日)
定員:446名 入場料:1作品 500円
主催:
バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティ・ライツ
協賛:日本映像翻訳アカデミー 花王株式会社・花王ハートポケット倶楽部 
財団法人 川喜多記念映画文化財団 日本アイ・ビー・エム株式会社  
フコク生命 ライオン株式会社 株式会社ダイイチ 有限会社 読書工房
協力 横浜ニューテアトル「シネマ・アシスト」シネマ雄  
株式会社 榮太樓總本鋪 有限会社 エムズシステム

プログラム
 11:30~開場
 12:30~開演
 12:35~「虹をつかむ男」+トークショー ~映画館にかける虹の橋~ ゲスト:
山田洋次監督
 =休憩=
 16:00~「雨に唄えば」

※両国駅からの誘導をご希望の視覚障がい者の方は、必ず、事前にお申し込み下さい
※ご入場には、必ずチケットが必要となりますので、4月15日までにチケットのご購
入をお願いします。

ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:50  | Permalink

名古屋旅行記-ガイドブックにご用心(後編)

 2月13日、名古屋珍道中の続きです。
 かなりの長文になっていますが、お暇な時間にゆっくりお付き合いくださいませ。

 10時ちょっと前に名古屋駅に戻った私たちは、ガイドブックに載っていた別のモーニングサービスのことを思い出し、さらに闘志を燃やして挑みました。 これは、やはりドリンク料金だけで焼きたてパンが食べ放題のお店です。
 でも、前述したように、既に1.5人前ずつのモーニングを食べていた私たちは、当然そんなには食べられないのでどうしようかとは思ったのですが、やっぱりせっかくなので行ってみました。
 黒川から名古屋駅に戻るのに使った市営地下鉄東山線の南改札から近いところにあるサンロードに面した『シャポーブラン』というお店です。
 パンの食べ放題といっても、そんなにいろいろ楽しめるもんでもないだろうと思っていったらさにあらず。全てコロコロと一口大にカットされたパンたちなので、連れはコーヒー、私はココアで、何種類もの味のパンを堪能してこられました。まぁ、パンとしてはもっと美味しいところがいろいろあると思うのですが、やはりバイキングは楽しいのでした。
 こちらは、ドリンクがオール480円で、パンの食べ放題の他に、ゆで卵が一つ付きます。
モーニング:AM7:30~AM11:30
『シャホーブラン サンロード店』住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-7-25サンロード地下街
TEL: 052-551-2551
 なお、この情報は、2005年に出たガイドブックの情報でも大丈夫でした。ま、ドリンクが100円上がってこの値段になっていたのですが。

 さて、朗読会を始めるための準備スタッフとの待ち合わせは12時です。
 この時点でまだ時間があったので、件の2005年番のガイドブックに従い、名古屋の駅ビルである『JRセントラルタワーズ』最上階の51回にあるという『パノラマハウス』という展望台に向かうことにしました。
 ガイドブックによると、地上245メートルのところにあり、天井まで6メートル、窓の高さが5メートルもある展望室で、360度の眺望が楽しめ、市内はもとより、アルプス連峰や御嶽山(おんたけさん)、伊勢湾も一望できると書かれているのです。
 私は全盲ですが、見える人と一緒の場合、その人の目でそれらの眺めを楽しんでもらい、その様子を聞くのが大好きなのです。だから、とても楽しみにしていきました。
 セントラルタワーズはツインタワーになっていて、高島屋のあるほうのより高いビルにあるはずです。
 ガイドブックに従い12回まで普通のエレベーターで移動し、底から展望台専用のエレベータに乗ります。
 ところがここで不思議なことが…。ガイドブックによれば、ここで大人は700円を支払わないと展望台にはいけないはずなのです。なのに、どこにもお金を払うところはなく、ただでエレベーターに乗れてしまったのです。上で払うのかなと思いながら行ってみましたが、降りたところにも何のチェック機構もありません。
 それどころか、なんと51回に降り立っても360度のパノラマなんて見えるような状態ではないのです。あるのは、エステ、美容室、カフェ、レストラン…。確かにそれぞれのお店に入ればそこの窓からの眺めは見事であるに違いありません。見れば、フロアーの天井もかなりの高さですから、ガイドブックに書かれていたフロアーに違いありません。
 狐につままれたような気持ちで12回に降りてきて、連れが見た物と私がガイドブックで調べた物をつき合わせてみると、ガイドブックには「パノラマハウス」と書かれていますが、そこにあったのは「パノラマサロン」なのでした。
 「きっと、商用で店舗として提供するほうが儲かるのかしらね」 などと寂しく想像しながら、いまさらのように本屋さんに立ち寄り、最新と思われるガイドブックを求める私と連れでした。
 もう時間もあまりなくなっていたので、ミニミニ名古屋観光はここで諦めて朗読会会場である盲導犬センターへと向かったのでした。

 後日、ゆっくり調べてみると、いやはやとても口惜しい事実を知りました。
 「パノラマハウス」は2005年9月で終了してしまったのですが、その理由が、なんとこのビルの道を挟んだ向かい側に新しいビル「ミッドランドスクエア」というのが完成し、地上245メートルの「パノラマハウス」より2メートル高い地上247メートルのところに、天井のない回廊式の展望室「スカイプロムナード」というのができたからだというのです。
 私は、この新しい展望室の存在を知らなかったため、ミニミニ名古屋観光を挫折のうちに終わってしまったのでしたが、そんなに近いところにそんなに素敵な展望室ができていたのなら、ぜひとも行ってみたかったものです。

 しかし、名古屋は逃げません。またそう遠くない時期に再訪して、こんどはお腹だけじゃなくて、心のスクリーンもしっかり満たしてきたいと思っています。

 そうそう、モーニングはいささか負け気味でしたが、翌日の夜、中日劇場の宝塚を堪能した後、地元の先輩に連れて行っていただいたお店で、しっかり名古屋飯を満喫しました。市営地下鉄名城線・東山線の栄駅の地下街にある『万年坂』というお蕎麦屋さんです。
 私たちがいただいたのは、その名もズバリ「名古屋名物定食」でした。天むす3個、味噌かつ、きしめん、お漬物でたったの千円!お腹いっぱいになったし、けっこう美味しいお店でした。定食類も充実しているし、リーズナブルだし、天むすのテイクアウトもあるし、近くに行ったら寄ってみると良いかもしれません。
 『万年坂 栄地下街店』
中区栄3-5-12 栄地下街
TEL: 052-971-6197
営業時間:11:00~21:00(L.O. 20:20)

 その後、遅い時間の新幹線に乗り込んだ私たちは、「尾張良いとこ一度はおいで」、いや、「終わり良ければ全て良し」といった充実感で、安眠しながら運ばれていったのでした。

 今回は、お店の情報をちょっと載せてみましたが、これもいつどうなるかわかりませんので、それぞれのお店にお越しの際は、一応電話で確認してみてくださいね、くれぐれも!実感を込めて!

(おわり)


P.S
 この記事を書くためにいろいろ調べ物をしていたら、面白いページを見つけましたので、貼り付けておきます。ぜひアクセスしてみてください。

車いす【くるみゃ~す】でいりゃあせ!名古屋めしバリアフリーマップ
http://www.crayon-box.jp/nagoyameshi/758meshi-index/topindex.htm

目の見えない子を支援するなら~点字定規セット「点字サポーターへの道」

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 17:33  | Permalink

名古屋旅行記-ガイドブックにご用心(前編)

 2月13日・14日の2日間、名古屋に行ってきました。
 目的は、我が演劇結社ばっかりばっかりの初の地方公演としてのプチ朗読会と、そして大好きな宝塚の舞台を中日劇場で観劇することでした。
 その二つの目的は、十二分に果たすことができました。
 特に、朗読会へお越しいただいた皆さんには大感謝です。お楽しみいただけたようで、役者冥利に尽きました。この場をお借りして、お礼申し上げます。ありがとうございました!!

 さて、たった2日間のスケジュールでも、食いしん坊の私はしっかり名古屋名物を堪能したいと思いまして、ないーぶネットで落とした数冊のガイドブックでしっかり予習したつもりでした。
 特に心惹かれたのが、近年話題になっているサービス盛りだくさんの名古屋のカフェモーニング。通常のドリンクの値段、もしくはプラス100円くらいで、朝の時間帯のみ、セットメニューが楽しめるのです。
 中でも、バイキング形式で食べ放題の数店にはとても心惹かれ、さらにその中でも、『チェリー』というお店のモーニングバイキングは、焼きそばやパスタまで選べるとのことで、ぜひとも体験したくなりました。7時ちょっと前に夜行バスが名古屋駅に到着するやいなや、地下鉄2線乗り継いでまっしぐらに黒川駅へ向かいました。 ところが、7時半から空いているはずのこのお店が、8時ちょっと前になっていた
にも関わらず閉じたままなのです。連れによく見てもらうと、なんと9時からオープンとなっているではありませんか!
 愕然としながらも、その辺りの喫茶店数件を覗いて周り、地下鉄の入り口脇にあった『ツツミ』というお店の「赤卵付き」というのにちょっぴり興味を惹かれそこに落ち着くことにしました。
 店内に入ると、常連客らしきおじさんの一団が楽しげに語らっています。
 マスターもとても気さくな人で、「コーヒーでいい?ホットでいい?」と注文を取りに着ました。
 ちょっと圧倒されながらもそれでお任せしました。
 なんと、コーヒーに厚切りトーストと赤卵のゆで卵がついて、300円!しかも、どれもとても美味しい!赤卵の黄身って、本当に味がまろやかでコクがあるんですねぇ!
 それをいただいているうちに、ふと思いつきました。「9時まで待ってて、例のモーニングバイキングが始まったら、もう一度『チェリー』にいってみよう」と。
 なんとなく手持ち無沙汰になったので、久々にウィンナーコーヒーを飲んでみようかと注文すると、「モーニングはどうする?」との質問。なんと、この時間帯は、ドリンクの値段のみで、2杯目以降であってもトーストと卵が付くのです。
 自分の頭が止める間もなく、口は勝手に「お願いします!」と、小脳レベルで反応してました。
 というわけで、連れと二人で半分こにしましたが、既にこの時点で私たちは1.5人前ずつのモーニングをいただいてました。
 余談ですが、このお店、さらにびっくりしました。なんと、連れがトイレに行こうとしたら、「あ、うちはトイレがないから、地下鉄のに行ってね」と言われたのです!!もう、あまりのことに、怒るどころか、笑い転げてしまいました。
 結局、モーニング3人前で、締めて1050円でした。(コーヒー300円、ウィンナーコーヒー450円。味わい深いのは断然コーヒーのほうです!)
 『ツツミ』TEL  052-914-2661

 さて、『チェリー』です。
 ああ、なんと残念なことに、モーニングバイキングは跡形もなく消えうせて、飲み物の値段で厚切りトーストとゆで卵が付くという、名古屋としては普通のモーニングになってました。
 ということで、コーヒー350円のモーニングには「ごめんなさいね」と心の中でつぶやきつつ、黒川駅を後にしたのでした。

 それにしても、ガイドブックを鵜呑みにしてはいけませんね。もちろん、予め電話して確かめておけば良かったのですが、ネットでも話題になったままだったので、すっかり信じ切っていたのです。
 この記事を書くため、冷静になったいまお店に電話してみたら、
 「もう、モーニングバイキングは、6・7年前にやめたんですよ」
 とのお話しでした。
 ネットに慣れてしまい、パソコン点訳データに慣れてしまった私は、情報の確かさ、新しさを確認するところが抜けてしまっていたようで、大反省しつつも、各地のガイドブックが新版が出るつど点訳されたら良いのになと、心底願ってしまいました。

(つづく)

by amedia  at 18:23  | Permalink

春のバリアフリー上映会いろいろ

 久しぶりに、バリアフリー上映される映画の話題です。

 毎年3月辺りになると、調布映画祭とか日点チャリティ映画会など、画面の音声ガイド付きで映画を楽しめる機会が増えます。
 今回は、長野、大阪など、東京以外の情報も入っていますので、どうぞチェックしてみてください。


1. 調布シネサロン『豚と軍艦』(1961年、日活映画)
日時:2月9日(火曜日)
場所:調布市グリーンホール
(京王線調布駅中央口よりすぐ。)
上映開始:11時~と15時~の2回。(音声ガイド付き)

昨年10月享年76歳でお亡くなりになった南田洋子さんの代表作の一つです。
『うなぎ』でベルリン国際映画祭グランプリに輝いた巨匠・今村昌平監督が、戦後の安保体制の下、混迷しながら欲望の道へと突き進む日本人の姿を基地ヤクザにたとえ、痛切に批判した社会派ドラマです。

 ※ ちょこっと出てくる字幕を、美月も朗読しています。


2. 『ブタがいた教室』
日時:2010年2月27日(土)
時間:午前10時半~と午後2時~の2回
会場:飯田文化会館 (飯田市)
料金:高校生以上前売り1000円(当日1500円)小中学生800円(当日同額)
お問い合わせ
NPO法人飯田ボランティア協会
TEL:0265-52-9152

 新任教師と26人の小学生が挑んだ「ブタを食べる授業」。卒業までの1年間、子供たちが真剣に命と向き合った感動の実話を映画化した作品です。
出演は、妻夫木 聡(つまぶきさとし)、原田 美枝子、大杉 漣、田畑 智子ほか


3. 『その木戸を通って』
日時:2月27日(土)午後1時30分~4時
会場:日本ライトハウス4階会議室1・2
参加費:500円(ガイド一人無料)
定員:70人
 ※上映後「地デジの説明会」を予定しています。ぜひご参加ください。
お問い合わせ・お申し込み
 電話 10日(水)午後5時までに総務係(電話06-6441-0015)まで。
 Eメール 2月10日(水)までに、
warouza@iccb.jp
へ。
 題名に「わろう座2月申込み」と書き、氏名と電話番号、ガイド の有無を書いてください。

 70数本におよぶ市川崑作品の中で、ただ一本未公開となっていた幻の逸品です。
 城勤めをしながら、出世のための縁談を進める侍と、彼の屋敷に突然現れた記憶喪失の女“ふさ”の物語を描きます。
少し不思議で、やがて切ない‥‥崑監督の美学が隅々まで感じられる作品です。
 出演は浅野ゆう子、中井貴一、フランキー堺ほか。


4. 調布映画祭2010 音声ガイド付き上映3作品
会場:調布市グリーンホール/調布市文化会館たづくり
   (京王線調布駅中央口(南側出口)より 徒歩3分以内)
日程:3月6日(土)・7日(日)
料金:無料

主催:調布市 (財)調布市文化・コミュニティ振興財団
運営:調布映画祭2010実行委員会
音声ガイド協力: シティ・ライツ/川崎市アートセンター

◆プログラム━━━━━━━
A:3月6日(土曜日) 15時50分~17時47分 
会場:調布市グリーンホール 大ホール(定員800名)
『グラン・トリノ』 2007年/アメリカ映画/117分  
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド ビー・ヴァン ブライアン・ヘイリーほか

B:3月7日(日) 10時20分~11時54分 
会場:調布市文化会館たづくり 2F くすのきホール
『静かなる決闘』 1949年/日本映画/94分  
監督:黒澤 明 
出演:三船 敏郎、三條 美紀、志村 喬、植村 謙二郎、千石 規子ほか

C:3月7日(日)12時35分~14時34分 
会場:調布市文化会館たづくり 2F くすのきホール
『トウキョウソナタ』 2008年/日本映画/119分
監督:黒澤 清 
出演:香川 照之 小泉 今日子 役所 広司ほか

■お申し込み■ 
[※お申し込み〆きりは、2月末日まで ]

宛先
chofu@citylights01.org
件名
鑑賞希望作品のアルファベットを明記してください。

本文に、以下のことを明記してください。
1.氏名
2.人数(障害者と晴眼者の内訳)
3.連絡先(誘導希望の方は、当日連絡のとれる携帯番号)
4.誘導の要・不要
5.ラジオ貸出の希望

電話:シティ・ライツ事務局  03-3917-1995

※音声ガイド付き上映作品以外にも、多数の映画が上映されています。
調布映画祭2010ホームページ
http://www.chofu-culture-community.org/forms/info/info.aspx?info_id=14928

※ 調布映画祭の作品に関する内容紹介は省略しました。お知りになりたい方は美月までメールしてください。


5. 日点春のチャリティ映画会『ディア・ドクター』
日時:2010年3月26日(金)19時開演(18:30開場/21:07終焉予定)
会場:なかのZERO大ホール
    (JR及び東京メトロ東西線中野駅南口より徒歩8分)
入場料:1,500円
※FM電波による音声解説と、聴覚障害者向け日本語字幕付
 当日は、西川美和監督の舞台挨拶も予定されているそうです。
お問い合わせ・お申し込み
電話:03-3209-0241(日本点字図書館)


なお、シティライツが関わっている調布シネサロンと調布映画祭をご鑑賞される方は、お手持ちのイヤフォン付きFMラジオをご持参ください。FM周波数88.5MHzで、場面説明・字幕朗読の音声ガイドをお聞きいただけます。
※ お持ちでない方には、貸し出し用のラジオもご用意しております。


 以上、ザザッとご紹介してきましたが、4月29日の昭和の日には、シティライツ
としてのビッグイベント『第三回シティライツ映画祭』が、都内・領国の江戸東京博
物館大ホールで行なわれます。邦画『虹をつかむ男』と、アメリカのミュージカル映
画『雨に唄えば』を予定しています。こちらに関するお知らせは、今暫くお待ちくだ
さい。ただ一つ言えるのは、明るい初夏にぴったりの楽しい作品だということです。
どうぞお楽しみに!!

by amedia  at 15:57  | Permalink

先週の福祉コラムを読んで

あれは、いつだったでしょうか。家族で買い物をしていて、金を払うため、キャッシャーにいると、店のスタッフさんが「出しましょう」と言ってわたしの財布をわたしの手から持って行った」ことがありました。一瞬の出来事だったのですが、おもわず「自分で探すので」と言いました。これは気分の良いものではありませんね。その時後ろから親父がきて、店のスタッフさんに「自分で探すといってるよ」と言ってくれたので、助かりました。それ以来、親父と出かける時、わたしにスタッフが話しかける場合は、親父は少し離れた所で見ています。そして危ないなぁと思ったら、出てくるようにしています。

 似たような経験で、バスに乗りました。シートに腰をかけて、あの時は冬だったので、手袋をジャンパーのポケットに入れようとしたら、隣にいた人がかってにポケットを開けるんです。その頃のわたしは、まだ若かったので、その手をたたいてしまいました。そして、「やめてください」と強い口調で言ったことがありました。その人は「なんでも自分でやると言うことだね」と言って引っ込んでくれましたが、これも嫌な思いをしますね。
 このようなことは、上げればきりがないのですが、このへんで。

齋藤様より

by amedia  at 11:29  | Permalink

あの、私なんですけど…?

 視覚障害者にとってはミミタコな話題で失礼します。
 よく、「視覚障害者は人の顔を見て話さない」などと言われます。これは、一般常識に照らしてみればやはりあまり感じの良いことではありません。
 しかし、人によっては、横を向いている形でも、それこそ文字通り“耳を傾けて”
真剣にお話しを聞いていることもあるのです。私も、本当に相手の話を聞きたいと思うと、そうしたくなるのですが、形で捕らえ目を合わせることを“真剣”と捕らえる晴眼者の文化に合わせることにしています。それは、私の話もちゃんと聞いてほしいからです。

 しかし、こちらが一所懸命そうしようとしているにも関わらず、晴眼者の中には、視覚障害者が晴眼者の連れと一緒にいると、そちらにだけ話しかける人が多くいます。
 昨日もそうでした。NTTドコモに、携帯の充電の具合が悪いので見てほしいと思って行ったのですが、そのついでにキャンペーンに関する説明をしてきたスタッフ、なぜか私にでなく連れに話しかけ説明しようとしています。思わず、 「あの、私なんですけど…?」
と言うと、慌ててこちらに向きを変え説明し始めました。

 これは、ドコモに限らず、役所や買い物先などでもときどきあることです。
 昨日はそれ以上の不愉快な想いはしなかったのですが、場合によってはこれに加えて、こちらに顔を近づけ、幼児に話しかけるような調子で「わかりまちゅか」といわんばかりの説明をされたり、声を大きくしてゆーっくり説明されたりするという、ちょっと屈辱的な対応をされることもあります。同じ人の対応を何度か受けていくうちに徐々に変わっていってくれるケースもありますが、1回限りの接触だとそれを正す
間もなくて、「またこの人と接して嫌な想いをしてしまう障害者がいるのだろうな」と思いながら、正せなかった自分を反省してしまうこともあったりします。
 今まではあまり意識せず流してしまうことが多かったのですが、自分だけのことではないはずなので今後は面倒がらずに、今回ドコモでやったように、きちんとこちらを向いてもらえるような言葉を発していかなければと思っています。

 今回話題にさせていただいたような経験をお持ちの方は少なくないはずです。読者
の皆さんの経験談や対応など、よろしかったらお聞かせくださいね。


ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン


(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:42  | Permalink

今年の夢の第1歩とその礎

 前回のコラムの続きのようですが、今年こそはの第1歩について、中京地区方面の皆さんへのお知らせからスタートします。

 念願だったばっかりばっかりの地方公演の第1弾として、名古屋でごく小さな朗読会を行います。

 『ばっかりばっかり、朗読とおしゃべりの午後』
日時  2010年2月13日(土曜日) 午後2時から4時半。
場所  中部盲導犬協会盲導犬訓練センターボランティア交流室(愛知県名古屋市港区寛政町3-41-1)
交通  名古屋駅から、「あおなみ線」にて「荒子川公園」駅下車。徒歩3分。
 (ご希望により、最寄駅からの誘導をいたします。名古屋駅での合流をご希望の方は、別途ご相談ください)
出演:演劇結社ばっかりばっかり・鈴木大輔、美月めぐみ
内容:絵本から時代物まで、バラエティに富んだストーリーの朗読と、気楽なおしゃべりによる交流会。
料金  千円(おやつ代と同センターへの寄付)
定員  20名(完全予約制、定員に達し次第締め切ります)

 ご予約は、演劇結社ばっかりばっかり宛てにメールかお電話でお申し込みください。
 その際、お名前、人数、誘導希望の有無をお知らせください。

お問合せ・ご予約
TEL 090-3818-6424
Eメール otegami@bakkaribakkari.net

 中京地区周辺にお住まいの皆さんとお目にかかれるのを楽しみにしております。
 と、ここまでがお知らせでした。

 この企画の、私の気持ちとしての礎は、日本点字図書館、通称「日点」(にってん)が発行している『日点デイジーマガジン』の中の『ホームライフ』という婦人向け雑誌の1コーナーを担当させていただいているということにもあります。3ヶ月に1度の担当になりますが、『日々の暮らしに』というコーナーで、文字通り、日々の暮らしの中で関心を持ったことについて10分ほど一人で語るフリートークのコーナーです。
 もちろん、本誌『週刊福祉情報』や姉妹誌『アメディアレポート』を通じて全国の皆さんに私の拙い文章とお付き合いいただいているということもありますし、アメディアをはじめ、幾つかのメーリングリストを通じて双方向のメールのやり取りをさせていただいていることもありますが、このデイジーマガジンでは、実際の私の肉声をお聞きいただいているということもあり、より身近に感じていただけているのではな
いかと思うのです。
 そうなったら、やはり朗読や芝居にも接していただきたいという気持ちもふつふつと湧いてくるわけです。
 旅費や宿泊費、また会場を探すなど、いろいろな壁があり、なかなか東京周辺から飛び出すことができないのが現実なのですが、今回は私用での名古屋への旅があったので、思い切って地元の友人に相談に乗っていただき実現できたのです。
 ご参加いただける人数には限りがありますが、お気軽に、そしてお早めにご連絡いただければ幸いです。

 最後に、デイジーとは何か、そして『日点デイジーマガジン』とはどんなものかを簡単にご紹介しておきましょう。
いまさらと言われる向きも多いでしょうが、ご存知ない方のために、(財)日本障害者リハビリテーション協会、略称JSRPDのHP、http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/
から一部引用してデイジー(DAISY)について解説してみますと…。
 DAISYとは、“Digital Accessible Information SYstem”の略称&通称で、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためにカセットに代わるディジタル録音図書の国際標準規格として開発された素晴らしいアクセシビリティを実現させたシステムです。
 DAISY録音図書の特徴のうち、視覚障害者がその恩恵に預かる物として、以下の3点が挙げられます。
1. 目次から読みたい章や節、任意のページに飛ぶことができる。
2. MP3などの最新の圧縮技術で一枚のCDに50時間以上も収録が可能。
3. 声の高さが変わらない状態で倍速以上の早聞きができる

 というわけで、この素晴らしい機能を利用すれば、手分けして作られた録音雑誌を複数収録して1枚のCDマガジンとして配布することが可能になり、それを実行してできたのがこの『日点デイジーマガジン』なのです。
 この中には、私が関わらせていただいている上記婦人雑誌『ホームライフ』の他に『にってんボイス』『ブックウェーブ』『ニュー用具タイムズ』『医学研究』『文藝春秋全文朗読版』。といった録音雑誌が、計50時間分ほど収録されています。購読は無料です。
 詳しくは下記ページをご参照ください。
http://www.nittento.or.jp/kasidasi/cd_magazine.htm

 なお、次回の『日々の暮らしに』の私の担当は2月号です。他の月のパーソナリティのお二人のトークと合わせて、どうぞお楽しみください。


目の見えない子を支援するなら~点字定規セット「点字サポーターへの道」


(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)


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