経営者が学ぶ障害者との共生社会作り~第14回障害者問題全国交流会
皆さんこんにちは。
アメディアの望月優です。
私が実行委員長を務める一つの大きなイベントを紹介します。
1. 障害者問題全国交流会
私は、経営者としての勉強をするために中小企業家同友会という会に所属しています。
この会は、全国47都道府県の組織がそれぞれ独立して活動しています。ですから、私の所属する会の名称は、「東京中小企業家同友会」と言います。
そして、各地の同友会が連合した組織を「中小企業家同友会全国協議会」と言います。
全国協議会が主催するいわゆる「全国大会」がいくつかありますが、障害者問題全国交流会もその一つです。
障害者問題全国交流会は、国際障害者年の翌年、1982年に始まり、2年に一度各地持ち回りで行なわれています。
そして、第14回目になる今年、東京の番が回ってきました。
私は東京中小企業家同友会障害者委員会の委員長を2005年から務めており、この全国交流会の実行委員長という大役を引き受けさせていただくことになりました。
2. 交流会の内容
第14回障害者問題全国交流会は、9月19・20日(金・土)の二日間に渡って、明治学院大学で行なわれます。
初日は分科会の日です。
13時から18時までの5時間に渡って、一つの事例を学び、深め合います。
中小企業家同友会の勉強会の特徴は、講師の話を聞いたり、講師に質問をするだけでなく、7・8名ぐらいのグループに分かれてグループ討論を行なうことです。
「グループ討論」という名前ですが、実際には、講師の話を基点とした意見交換会、ミニ交流会です。
参加者は一人一人がそれぞれ異なる経験を持ち、各自の経験に基づく考え方を持っています。それら、自分とは異なる立場の方、異なる経験や意見を持った人達と交流することにより、自分自身の考え方をより深いものへと育てていくことができます。
今回は、参加者の多くは中小企業家同友会の会員、つまり企業経営者です。
ですから、もしも読者のあなたが別の立場の方だとすれば、この交流会はほかの障害者関連のセミナーや集会では決して得られない素晴らしく新鮮な体験を得られる場だと思います。
初日の夜は懇親会です。
懇親会の場で、より深くいろいろな方々と交流することができます。
この交流会の参加費は、懇親会費込みで1万3千円となっています。
二日目は、午前中が全体でのパネルディスカッション、午後が記念講演です。
パネルディスカッションでは、交流会のテーマそのもの、
人間尊重の社会を目指して~今できることを一つずつ
を目的として、私たち一人一人が障害者と共生できる人間尊重の社会を作るために今何ができるのか、何をすればよいのかを具体的に浮彫にして行きます。
人はそれぞれ現在の立ち位置が異なります。ですから、Aさんにできることであっても、Bさんには難しいことかも知れません。
ですから、「皆さんこれを行なってください」と一律になすべきことを提起するのではなく、一人一人が自分の立場なら今何ができるのかを自分で考え、見出すことができるような会にしたいと考えています。
午後の記念講演は、中国人として日本でビジネスを大成功させた宋文洲さんのお話を聞きます。
お話の内容は、ビジネスのことが主眼ではなく、「人間尊重の社会を目指して」という交流会のテーマに沿ったお話をお願いしています。
一流のビジネスマンが障害者や障害者を取り巻く社会に対してどのような考え方を持っているのかを楽しみにしていただければと思います。
3. 分科会の概要
それでは、初日の六つの分科会を簡単に紹介します。
【第1分科会】《京都同友会》
能力主義をよしとしない経営をめざして~地域の障害者の力を経営に生かす
報告者:株式会社 大槻シール印刷 代表取締役 大槻裕樹氏
同友会の経営者なら誰でも目指す経営指針の学びを深める中で障害者雇用へと進んだ実践報告です。
雇用しているのは聴覚障害者です。
【第2分科会】《愛知同友会》
目指すは「誰でも働ける共生の会社」づくり~意欲さえあれば必ず出番が待っている!!
報告者:有限会社 進工舎 社長 田中 誠氏
12名の社員のうち4名の障害者を雇用して経営している鉄鋼業の田中社長、10年前に障害者雇用を始めてから一人も辞めていない共生職場の秘訣をお話頂きます。社員二人も報告に立ちます。
【第3分科会】《沖縄同友会》
新しいしくみと仕事づくりで、自立支援を!~横請けという連携で、プロになれるお掃除隊
報告者:有限会社 やんばるライフ 専務取締役 比嘉 ゑみ子氏
沖縄で清掃業を営む比嘉さん、すでに7名の障害者を雇用していますがさらに障害者の働く場を広げたいと地域の授産所に清掃の指導員を派遣、育った障害者をお掃除隊に組んで仕事を出しています。
【第4分科会】《広島同友会》
“旅”を通じ高齢者・障害者もいきいき生活を~すべての人に幸せが見える地域社会づくりを一緒に
報告者:昭和観光社 社長 平森良典氏(バリアフリー旅行ネットワーク会長)
リハビリに励む高齢者や障害者に旅行というモチベーションを提供、実際にリハビリの進んだ人達を連れて旅に出ます。旅を通じて人生の感動を味わい、前向きな生き方をさらに求める障害者・高齢者の物語です。
【第5分科会】《東京同友会》
私たちは働きたい、働ける~働く障害者とディスカッション~
コーディネーター:ローヤルエンジニアリング 代表取締役 河原八洋氏
三つの企業から社長さんと現場で働く障害者を壇上に。障害者がどのように働き、経営者がどのように考えているのかを学びたい方のために企画した障害者雇用を考える入門コースです。
【第6分科会】《東京同友会》
産学共同企画 立場を超えて考える共生社会~中小企業の障害者雇用の実践と大学の研究成果から学ぶ
報告者:有限会社 高田紙器製作所 代表取締役 高田照和 / 明治学院大学 社会学部社会福祉学科3年 斉藤未季氏 / 明治学院大学 社会学部社会福祉学科3年 子島 彩氏 /コーディネーター:明治学院大学 教授 八木原律子氏
3名の知的障害者が働く高田紙器に明治学院の大学生がインターン実習、学生の目から見た働く障害者の現場報告です。
いかがでしたでしょうか。
興味を持っていただけた分科会がありますでしょうか。
交流会の最後には、二日間の学びを経て得られた成果を交流会宣言として採択する予定です。
どなたでも参加できます。
会社の経営者たちに訴えたいことがある皆さん大歓迎です。
分科会のグループ討論の場で、是非同じテーブルの社長さんたちに良い影響を与えてください。
第14回障害者問題全国交流会ホームページ
http://shozenko.org/
参加登録
http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu3/meeting.php?mid=2
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