井草中学校にて
毎年恒例となってますが、今年も杉並区立井草中学校のゲストティーチャーをやってきました。
この中学校は、地域とのつながり、職場体験、ボランティア体験、福祉体験など、いろいろな人々との交流を大事にしている学校で、この日は、3年生を対象にした福祉関係の特別授業でした。
3年生100人強を12の班に分けて、それぞれにゲストティーチャーが付き、まったく違う内容の授業を一コマ行い、その後体育館でそれぞれが学んだことを発表し合うという授業が一コマ。給食後の眠たいであろうひとときを共に過ごしたわけですが、みんなとても集中して楽しんでくれました。
それぞれの班の授業内容は、次の通り。
○学校の近所の高齢者施設で、お年寄りと語り合ったり歌ったりしてきた班が二つ。
○UD製品について学びながら、点字の名刺を作った班。
○手話の勉強をした班。
○視覚障害者の生活について学んだ班。
○この日以前に行なった保育園でのお手伝いを踏まえ、保育園の園長さんに「生き方」などについていろいろ感じさせてもらった班。
○色弱眼鏡でその状態を体験し、どんな配慮が必要かを学んだ班。
○音楽療法を学んだ班。
○車椅子のスラローム競技を体験し、車椅子の操作を学んだ班。
○障害のある仲間たちとできるいろいろなレクリエーションを学んだ班。
○電動車椅子や介護用ベッドなどの体験をした班。
そして、私の班では、相方鈴木大輔と共に、視覚障害者向けの画面説明の音声ガイドについて説明し、ライブガイドの体験をしてもらいました。
映画の一部では分かりにくいということで、今回は以前に高校でやった授業を簡易にした授業ということで、『ドラえもん』の一作品を題材にしてみました。
と言っても、さすがに50分の授業では全部は無理だったので、半分くらいまでにして、一度椅子ごと後ろを向いてもらい、音だけで鑑賞してもらいました。ここで、音だけで聞いていたときの印象を聞いてみたら、「ストーリーはなんとなく分かるけど、見たことのないアイテムがどうなってるかが気になりました」という、とても素直な感想が帰ってきました。
こんどは、また頭から再生し、映像を観ながら半分の長さのさらに半分のところまでを鈴木がライブガイドを行ない、ガイドの雰囲気を感じ取ってもらいました。その後、残りの全体の半分までのところを、何の解説もなしで2回再生し、その部分のガイドを何人かの生徒にチャレンジしてもらいました。
私たちは高校生にやってもらった経験を踏まえて構えていたのですが、すっかり度肝を抜かれました。なんとこの中学生たちは鋭い感性と読解力を持っていて、初めてとは思えない的確な画面解説をやってのけたのです!
学校全体としていろいろな人たちとの交流を大事にしてきているからなのか、国語の教育が良いのか、その両方なのか分かりませんが、その素晴らしい力に本当に驚かされました。
しかも、全体会で発表に立った班長の少年も、与えられた4分という時間を有効に使って、音声ガイドとは何か、音声ガイドのキーポイントにゆなることは何かなどを、重要なポイントをしっかり押さえて簡潔に発表してくれました。
全体会終了後、校長先生たちとの短い交流会をしている中で、今回視覚障害者の生活について知る班のゲストティーチャーできていらした杉並区の視覚障害者福祉協議会の会長さんが、「子供のうちから障害者と接する機会を持ってもらうことによって、偏見のない社会が実現していくのではないか。そんな機会を与えてもらってとてもありがたい。」というようなことをおっしゃってましたが、まったくそのとおりだと、深く頷いていました。こういう取り組みをする学校が、もっと増えていってほしいものです。(って、この願い、もうこのコラムで何度も書いているかもしれませんね)
そうそう、楽しいことを書き忘れるところでした。
今回は今までと違い、班の代表の生徒たちと一緒に、給食をいただくことができました!
お盆やお皿を時計に見立てて中身を説明する「クロックポジショニング方式」について説明したところ、班長さんは全体会での発表で、これについても触れてくれて、私たちもとても嬉しかったです。
などという真面目な報告は置いておくとして。
給食、とても美味しかったです!全部校内で手作りされているという給食は、校長先生のご自慢でもありましたが、本当に美味しかったです。
今回のメニューは…。
○きつねうどん(味付け卵入り)
○おはぎ(あん入りきなこおはぎ)
○大豆とじゃこの甘辛揚げ
○りんご
以上、エネルギー 901 タンパク質 39.5でした。(エネルギー表示は、なんと同校のHPに献立表が掲載されていたので引っ張ってきました!)
このおはぎの大きいこと、美味しいことといったら!!元々大好物なので、かなり大喜びしてしまいました。
給食につられるわけではありませんが、またこれからも井草中学の授業を担当させてもらうことを楽しみにしているのでした。
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