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春うらら
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小さな夢、大きな夢

 皆さん、あけましておめでとうございます。
 今年もどうぞ、『週刊福祉情報』を、そしてこのコラムをじっくりお楽しみください。

 さて、新年最初の話題は「夢」です。
 皆さんは初夢を見ましたか?どんな夢だったのでしょうか。
 とは言いつつ、初夢っていつ見るのを言うのだろうと常に疑問に思っていたのでwikipediaで調べてみたところ、どうやら諸説あり、大晦日から元日の間、元日から2日の間、2日から3日の間となっています。
 で、とりあえずの主流派1日から2日の間のようなので、それを思い出してみようとしたのですが、どうにもこうにも思い出せません。ただ、キーワードとして富士山が入っていたような気が、うっすらとしています。
 ご存知のように、「一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)」というのが良い夢とされているのですが、もしかすると今年はとっても良い年になるのかななどと新年早々わくわくしました。
 ちなみにwikipediaによると、四以降もあるそうですが、これも諸説あるそうです。一般的な物としては、
「四扇、五煙草、六座頭(しせん、ごたばこ、ろくざとう)」なんですって。座頭って、俗に盲人のことを指しますよね。もちろん厳密にいうと盲人全般じゃないんですけど、なんか良い夢の末端にあるのが面白いですね。でも、理由が駄洒落なんです。
「座頭=坊主頭→毛がない→怪我ない」なんだそうです。それで私は逆に知りました。座頭って、坊主頭なんですね!
 初夢についてのwikipediaの項目はこちらを参照してください。、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%9D%E5%A4%A2

 さて、ここまでトリビア的な雑談を書いてしまいましたが、せっかくですので、演劇結社ばっかりばっかり所属の舞台役者である私の夢を語らせてください。

 まず、今年の抱負といったような身近で小さな夢です。
 今年は、東京周辺だけでなく、ちょっと離れた都市での公演を、朗読会でもいいから開いてみたいと思っています。そして、いろいろな人たちと交流できたらいいなと願っています。
 その先駆けとして、2月にごく小さな朗読会を名古屋で開いてみようと思っていますが、本当に小規模なので一般向けにお声がけするのは難しいかもしれません。まずはとっかかりとして足を踏み出すことが大事だと思うので、チャレンジです。
 それから、今年の秋の芝居では、聴覚障害の方へのバリアフリーを研究すると共に、手話のこと、聞こえない世界のことをもっと知りたいと思っています。もちろん、盲ろう二重障害の方たちへの配慮についても、引き続き考えていきたいと思っています。
 こういったことは、自らの努力の積み重ねで実現し得る夢です。もちろん、協力してくださる方があるからこそ実現できることではあるのですが、そのご縁を大事にしていくこととか、学ぶ気持ちとか、そういったことの一つ一つが大切な「自らの努力」なのです。

 そうして積み上げていきながら実現していく小さな夢が更に重なっていけば、私たちの生み出すエンターテインメントを多くの人に知っていただく機会が、もっと多くのメディアに広がっていくかもしれないし、それによってそのエンターテインメントを生み出す側、それを受け取る側にいる障害者の人たちのバリアが取り払われていくきっかけになっていくかもしれません。
 今は「かもしれません」という形で可能性を語ることしかできませんが、ぜひとも現実の物にしていきたいと考えています。それが私の大きな夢なのです。
 そして、舞台上で、TV上で、スクリーン上で、一般の人の中に当たり前のように障害者が混在する情景を描き出すことによって、それを社会にフィードバックして、どんな集団の中にも普通に障害者が混在できる社会が現出したらどんなに素晴らしいだろうと、大きく大きく夢想しながら、今年も1歩ずつ着実に歩いていきたいと思っている美月なのです。

 ということで、本年も宜しくお付き合いくださいませ。

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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 17:16