改めて沁みる親の愛(後半に告知あり)
ニュースを聞いていると、気が滅入るような話がひっきりなしに流れてきます。
特に、最近立て続けに流れてきた障害児関連の話では、胸が潰れる想いがしました。
一つは、都内日野市での悲しい話。
脳に障害を持って生まれてきた生後三ヶ月の孫を60歳の祖母がタオルで
絞殺してしまったというのです。「孫の将来に不安を感じて」という理由で
発作的にやってしまったと供述しているらしいのですが、なんと悲しいことでしょう。
優しいおばあちゃんだったという事なので、魔が指したとしか言いようがありません。
脳に障害がある事は、本当に辛い事だとは思うけれど、
いかようにも将来の可能性が広がっていたかもしれないのにと思うと、
家族はみんな、この先どんな想いで暮らしていくのか、気の毒でなりません。
二つ目は、大阪市東淀川区での怒りを禁じ得ない話。義理の父親が首謀格で、
それに実母と同居人の若者の三人で、小学校5年生の知的障害のある少年に万引きを
強要したという事です。「十四歳以下で、しかも知的障害だから、
罪は問われないだろう。」と考えた義理の父親は、
怪我による退職後、金に困った挙句に思いついたのが、
この少年に万引きをさせる事だったといいます。
ましてや、実母が「私の分も取ってきて」とのたもうたとの事。
誠にもって許しがたい話です。
さらに、その父親の弁護団が「障害児のいる家庭に対する福祉が
行き届いていない事が原因だ」という主張を掲げていこうとしているというのですから、
開いた口が塞がりません。
こんな話を聞くにつけ、自分の両親や祖父母・親類が、
とても私を大切にしていてくれた事に感謝せずにはいられません。
私の目が不自由だと知った時、家族みんなが大きなショックを受けた事は想像に難くありません。
でも、みんなで、明るく元気に育つよう、頑張ってくれたのは、
自分の経験を振り返ってみれば明らかです。
もう亡くなってしまったお父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そして来年百歳
になる“生きてる”おばあちゃんと、何よりお母さんと弟に、
「私を理解して、見守ってきてくれてありがとう!!」と伝えたいと思います。
そしてこの秋、もう一つ、そんな家族の愛に包まれて生きてきた視覚障害女性の半生を
舞台化した作品が、『演劇結社 ばっかりばっかり』によって上演されます。
私の母校の大先輩、河辺豊子さんの自伝「見えなくても愛」を、
和風まくだ煮Lが脚本化した「だからこそ愛」という芝居です。
祖母の愛、母の愛、友達の愛、そして夫の愛に支えられ成長した豊子さんでしたが、
思いがけない困難に出会ってしまいます。けれど、彼女は、今度は子供たちの愛にも支えられ、
笑顔を絶やすことなく、強く歩いているのです。
その豊子さんの役を、僭越ながら、私が演じさせていただく事となりました。
読者の皆さん、よろしければぜひ足をお運びくださいませ。
そして、今一度、“愛”の大切さに想いを馳せてみませんか?
日時は、11月16日から18日、三日間五公演です。
場所は、東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷」駅徒歩3分の
『ART THEATER かもめ座』です。
詳しくは、以下のHPの第2フレームをご覧ください。
http://www.bakkaribakkari.com/
うまくアクセスできない場合は、代表電話、080-6724-5981までご連
絡ください。