泣き虫めーたんのディズニー・レポート(長文)
(美月めぐみ)
前号のコラムには、MLや個人メールなども含めて何人かの方から感想をお寄せいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
そのご感想を読ませていただいて、改めてディズニーの魅力を知ることができました。やはり、他のテーマパークとは一線を隔しているようですね。
そして、お約束どおり、こんどは身を持って体験してきました!そう、予定通り、ランドではなく、シーのほうに行ってきたのです。
私は、どうも涙腺が緩いようで、今回も、本気でお客さんを楽しませようとしている人々の温かさに触れて、最初から涙ぐむことしばしといった状態でした。
まずは、JR京葉線の舞浜駅の傍から出ている「ディズニーリゾートライン」というモノレールに乗り込むと、もう明るいディズニーの音楽が流れ、アニメ声の女性のアナウンスが流れています。つり革と窓枠が、大きな丸い耳のミッキーの顔の輪郭になっています!これだけのことと思われる方もいらっしゃると思いますが、このつり革などに触れながら、既に私の頬っぺたにはつうーっと流れる物がありました。
ディズニーシーステーションで降りて、シーのゲートに向かう道の途中には、ドナルドダックの大きな像が立っているので、まずこれをチェック。少し高いところにあったので下半身しか手が届かなかったのですが、気分を盛り上げるには十分です。
メインエントランスの広場に入ると、既に着ぐるみ(きぐるみ)に身を包んだキャラクターたちが、元気に私たちを迎えてくれています。
私は、背の高いグーフィーにハグされ、肩に手を回されての記念撮影でもうどきどきです!
さらに、次に出会ったリスのキャラクター「チップとデール」のデールは、着ぐるみキャラクターの掟に従い口こそ利かなかったものの、私の手を取り、自分の特徴である大きな丸い鼻や耳や目、そしてもう一つの特徴である前歯にも触らせてくれて、近くにいたスタッフを手で呼んでくれ、説明をしゃべらせて、自分がデールであることやその特徴を一所懸命伝えてくれました。いよいよ写真を撮ろうと思ったら、さら
に尻尾をふりふりしながらそのしっぽにも触らせてくれました。
見える人には一目瞭然で判ることを、見えない私に必死で伝えようとしてくれていたのです。もう大感動で、写真に涙が写らないようにやっとの想いでこらえていました。
涙を拭いながら向かったインフォメーションでは、シーの全体図と各エリア別の触地図とその説明の点字パンフが一つづりになっている物とディズニーランドとシーのいろいろな説明が聞けるCDパンフをいただきました。
また、代表的なキャラクター数体分のリアルな形のしゃべる人形(それぞれの台座には点字で名前が書かれていました!)や、各アトラクションの構造や乗り込む物の形がわかる精巧な模型にも触らせてくれました。
そして、各エリアや建物やトイレの情報が聞ける音声ガイドシステムをお借りして、園内を散策することとなりました。(このシステムは、千円の保証金がかかりますが、返却の際にバックしてもらえるものです)
このシステムは、残念ながら大雑把過ぎるようですので、アナウンスする内容も込みでまだまだ改善の余地がありそうです。
予めネットで調べてめぼしをつけておいたアトラクションに、次から次へとチャレンジしていきましたが、どのアトラクションのスタッフの方もとても親切で、どんなアトラクションでどんな動きをするものなのか、乗り込む物に到達する前には階段やスロープがどの程度続くかなどを詳しく説明してくださって、いやみなど微塵もない雰囲気でさりげなく「大丈夫ですか」と気遣ってくれていたのが、とても暖かな気持ちにさせてくれました。また、ところどころのアトラクションでは、インフォメーションにあったような模型を用意していてくださり、じっくりと確認させてくれていたのも嬉しい配慮でした。
また、アトラクションから出ていく通路も、歩きやすいところやエレベータなどに案内してくれるなどの安全確保もとてもありがたかったです。
この日は、新しいパレードが始まるより前の日だったこと、ランドの方には『モンスターズインク』の新しいアトラクションができてそちらにお客が流れていたこと、そして雨降りだったことが重なり、どのアトラクションもまったく待つことなく、すいすい乗れたので、途中休みをいれながらも、8時間めいっぱい遊ぶことができました。
「タワーオブテラー」「レイジングスピリッツ」やインディジョーンズのアトラクションなど、スリリングな物はいろいろあって、どれもこれも印象深いものでしたが、私が特に印象に残った物は、次の三つでした。
「シンドバッド・ストーリーブック・ボヤッジ」というアトラクションは、スピードはありませんが、ミュージカル仕立てになっているコースをゆったりとボートで進んでいく物で、とにかく音楽と歌が素晴らしく、その周りの様子とぴったり合致しているのが物凄く伝わってきて、またまた泣いてしまいました。
「センター・オブ・ジ・アース」は、地底装甲車で、火山の地価を探検しているうちに大噴火が起こり、あっというまに地底から飛び出し山頂に駆け上がり駆け下りるというど迫力のアトラクションでした。
そしてもう一つ、「ストームライダー」ですが、これは、その技術力の素晴らしさに感動して、また泣いてしまった物です。昔、後楽園遊園地にもシアター型の座席が傾いたりして、映像に合わせて体感するアトラクションがありましたが、この「ストームライダー」はその類の、もっともっと技術が発達した物のようでした。
気象を研究しているチームが、嵐の中心を通る実験をするという想定のドラマがあって、そこから飛行機に乗って飛び立っていくということになってるのですが、無謀なキャプテンの行動でその飛行機がむちゃくちゃにアップダウンするのがストーリーと映像と体感とがあいまって伝わってくるのです。究極のバーチャルリアリティを体感できるのです!見えていなくても、離陸する感じ、飛んでいる感じ、着水する感じなどが、ものすごくリアルに伝わってくるのですが、その部屋は実際にはそこにあるままなのです。
こういうことに対して、人を楽しませるために本気で取り組んできた人々のことを考えると、その想いの熱さに、涙を止めることができなくなっていたのです。
ディズニーは、どんなに末端のアルバイトの売り子さんに至るまで、組織が一丸となって、人々を楽しませようとしているのです。
私はディズニーの回し者ではありませんが、本当に素晴らしいと思いました。
そして、その素晴らしさをより多く受け取るためには、やっぱり見える人に同行してもらって、一緒に楽しみながら、いろいろ説明してもらい、受け取る側としても、一所懸命楽しもうとするべきだとも感じました。
よく、「ディズニーは恋人が別れる縁切り遊園地だ」などというデマが語られますが、こここそ、みんなで楽しく仲良く過ごせる、「縁結び遊園地」だと私は言いたいです。
そして、最初のほうで書きましたが、音声ガイドシステムなど、改善してほしい点を、モニターになったつもりで会社側に伝えていって、より楽しめるような提案もしていけたらいいなと思いました。もちろん、視覚障害者だけのわがままにならないようにちゃんと考えて吟味しながらね。(^_^)
日ごろの運動不足がたたって、翌日はふくらはぎがパンパンでしたが、本当に良い体験ができました。
あ、ディズニーシーの水路の水かさが増していたら、きっと雨だけじゃなく、私の嬉し涙も混ざっていたかもしれませんよ。
※ タイトルの「めーたん」とは、私・美月のニックネームです。
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