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春うらら
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点字楽譜のデータベース化で広がる盲人音楽家の活躍の場

このほど、点字楽譜利用連絡会(仮称)の設立が決まり、初代会長にバイオリニストの和波孝禧さんが就任した。

この会は、日本全国の点字楽譜についての情報をデータベース化し、極力速やかに必要とする点字楽譜を必要な視覚障害者に提供することを目的としている。

もともと、点字は1825年にフランス人、ルイ・ブライユによって考案されたものだが、このときの点字は楽譜だった。つまり、文章を書くための点字は楽譜点字の後にできたのである。

この事実は、視覚障害者にとって音楽が大変有力な仕事や趣味の一つであり、そのための点字楽譜がいかに重要であるかということを物語っている。

本誌の今号でも、視覚障害者が音楽で活躍している話題があるぐらいだ。

もともと、点字楽譜は点訳できる人が非常に少ないことや、視覚障害者でも音楽を専門にする人達以外はあまり利用しないことから、必要な人と点訳できる人が直接結びついた形で、所在が公表されずに存在する楽譜が非常に多いと考えられる。

この状況が、新規に音楽を勉強したいと希望する視覚障害者の参入を妨げていた。また、既に点訳者との連係のある音楽家でも、時間と労力のかかる点訳を依頼するのには、相当吟味して選別した上で、本当に必須のものだけを点訳依頼してきたに違いない。

今回の連絡会によるデータベース化とニーズのある視覚障害者のグループ化は、これらの大きな問題をかなり緩和することになるであろう。

なお、この会の発足は、皇后さまの盲人音楽家の楽譜点訳に役立てて欲しいというメッセージ付きでのご寄付がきっかけとなった。

(「週刊福祉情報」ライター・マジオ)

2005年4月21日

by amedia  at 16:51