盲人主婦に革命をもたらしたネットショッピング
盲人主婦に革命をもたらしたネットショッピング
昨日、5月25日に中野サンプラザで行われたWEBアクセシビリティシンポジウムの際、視覚障害者の主婦の方からこんな話を伺いました。
スーパーに買い物にいくと、やっとのことで定員さんを捕まえて「豚肉はどこにありますか」などと聞くと、「そこです」とか、「あっちです」と答えて忙しそうにすごすごとどこかに行ってしまう。なので、買い物はとても大変なんです、と。
これは、同じく目の見えない私もこれまでしょっちゅう体験してきました。また、たまたま親切なお客様に出くわすとかなりスムーズに事が運ぶのですが、そんなことは本当に稀にしかありません。
ほとんどのお客様達は私が近づくとなんとなく逃げるように「というのは私の思い過ごしかも知れませんが」忍び足で遠ざかっていくのです。
私の場合、幸運にも行きつけのローソンでの定員さんの教育がしっかりしていて、新しい若者がアルバイトとして入ってきても、いつも私がドアを入ると、「少々お待ちください」などと明るく声をかけてくれ、適切に対応してくれます。
さて、先ほどの主婦の方の話に戻ります。
彼女は、ホームページでのショッピングに挑戦しました。
すると、1番から999番まで番号付けされた商品がずらりと並んでいて、自分でそれぞれの商品説明を聞きながらどれにしようかなと選ぶことができる、このことに革命的な喜びを感じました。
これまでは、自分で選ぶというショッピングはできなかったのです。これは、お店の対応がよい場合においてもです。
お店の対応が良い場合には、こちらで希望したものを探してくれ、そのものずばりがない場合には、それに関連する商品の説明をしてくれます。(営業マインドが乏しい店員さんはこれを行いませんが)
しかし、お店に存在するものを自分で物色しながら購入するものを決めるというスタイルの買い物はできないのです。
それが、ネットショッピングでは可能になる。これで、この方は、今では自分で選ぶ買い物ができるようになったと喜びの報告をしました。
実際のところ、まだまだ音声ブラウザを利用してのネットショッピングは案外手間がかかり、なかなかこの主婦のレベルに達するためにはそれなりのハードルがあります。
その意味でも、アメディア
が行っている
音声ブラウザ「ボイスサーフィン」
の改良と私が今テーマにしている
ウェブアクセシビリティ
の普及の重要性を再認識させられました。
2005年5月26日