[スポンサードリンク]
春うらら
トップページ » コラム » 美容院にて

美容院にて

 いよいよ、朗読会2日前です。お陰様で昼夜共完売いたしました。ありがとうございます!

 さて、本番も間近になったので、稽古に励む傍ら、自己メンテナンスも行ないました。

 まず、これは先月末のことでしたが、背中の真ん中くらいまであった髪を、15センチ程切りました。乱立する美容院の中で、分相応、つまりお財布に優しい美容院でカットしてもらったのですが、全体的にシャギーが入ったカット(髪の毛の裾のラインが綺麗にギザギザになるようなカット)はなかなか素敵に仕上がっているようです

 3年前まで、私の髪型は、ボブカットが基本で、それが長いか短いかという程度にしか変化していませんでした。あまりにも奇抜な髪型にするのは嫌だけれど、少しくらいならおしゃれがしたいと思っていたのですが、旨くアドバイスしてくれる人もいなかったので、まっすぐ切りそろえてふわっと内巻きになるだけのボブカットでそれなりに満足していたのです。
 けれども、現在のパートナーに出会うと、ボブカットが苦手だというのです。それで提案してもらったのが、現在の髪型です。
 また、人一倍髪の毛の分量が多い私は、ただカットしただけでは軽やかさが得られず、カットする度に内側の髪をすいて軽くしてもらっています。

 髪の毛のお手入れはこれで良いとして、前々からよく困っていたのが、眉毛のカットです。私は髪の毛だけでなく、眉毛もすぐにふさふさになるのです。ふさふさというとなんだかかわいらしいイメージに聞こえますが、言い方を変えるとぼうぼう眉ということになり、これはもう、「女性としてはちょっとどうなの?」といった感じになるのです。
 今までは、極たまに、実家の母や、行きつけの化粧品屋さんに頼んで、というより見るに見かねて「切ってあげようか?」と言われてからお願いする感じでカットしてもらうのみでした。
 でも、今回も去年の秋の芝居前に切って以来、もうぼうぼうだったので、髪を切ったときについでにお願いしてみようとしたら、そのお財布に優しい美容院では、「うちは眉カットはやってないんですよね」と断られしゅんとしてました。

 で、先日、「こういうときこそネット検索じゃないか!」と思い立ち、最寄の駅名と「眉カット」で検索してみたら、何軒かヒットしました。いろいろありましたが、家から5分もかからないようなところに最近オープンした美容院が、1050円で眉カットをしてくれるということが判り、今週の月曜日にようやく切に行ってきました。
 ところが、一人で行ったので、「どんな感じにしますか?」の質問に一瞬ひるんでしまう私。イケイケ姉ちゃん風な美容師さんは、しかしとても良い人でした。
 「じゃぁ、優しい感じに整えていきますね。」
 「はい、そんな感じで…」
 あいまいな感じで笑う私でしたが、髪の毛を切ってもらうときと違い、ガチガチに゜緊張してしまい、どんどん肩が凝ってきます。そんな私に、その日のとっても良いお天気についてなど話しかけてくるおねえちゃん美容師さん。イケイケだけど、決しておつむが軽いわけではなく、気づくといつの間にかリラックスさせられて、今週末に朗読会をやるのだという話をしていました。
 「へぇ、どうやって読むんですか?もしかして、点字ですか?」という興味津々のナイスつっこみ(?)!
 そこから始まって、彼女が駅や電車の点字表示について興味を持っていること、道に敷かれている黄色いぽつぽつ(彼女の表現です)は本当に役立っているのかということ、以前にCMで(おそらく公共広告機構の物かと思います)で黄色いポツポツの上に自転車なんかが置いてあって目の不自由な人が困っているのを見てから自分でもそういう自転車が置いてあるとどかしたりしていることなど、いろいろ話してくれました。
 ほんの10分強という短い時間でしたが、その美容師さんのおかげで、顔も心も優しくなれた私でした。
 お会計直後に、持参していたブレイルメモポケットを見せてあげたら、声を挙げて喜んでくれました。

 美容師さんだけではなく、多くの視覚障害者の方が従事している鍼灸按摩マッサージのお仕事も、やはり1対1でお客さん(患者さん?)と接する大変なお仕事ですが、やはり話題を豊富に持っていて、お客さんをリラックスさせてあげられるのは素敵なことだと思います。十羽一絡げで評するのは如何かとは思いますが、“言葉”に生きる視覚障害者にとって、心も体も癒せるお仕事は、やはり向いているお仕事ではないかと思いながら、僅か5分の家路をたどった私でした。


ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン


(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



タックペーパーにも打てる、高品質印字の各種点字プリンタ

by amedia  at 16:38