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春うらら
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誘導者への気遣い

 皆さん、明けましておめでとうございます。本年も、日々感じたことをいろいろ書き綴っていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

 さて、私は昨年末、みんなの強ーい味方、カジュアルファッションの国内大手メーカーのお店Uで、ダウンジャケットもどきを買いました。色は、なんと黄色です!!膨張色なので、ちょっと気になったのですが、パートナーいわく「とても綺麗な黄色」なのだそうで、買ってみることにしたのです。彼にとってこの色は、膨張色であることよりも、私のイメージに合った明るい色であるということのほうがポイントになったらしいのです。
 そして、このジャケットはなかなか好評なのでほっとしたのですが、それだけじゃなくてもう一つメリットがありました。それは、混雑したターミナル駅で衝突してくる人が減ったような気がするということです。
 ある程度一人歩きに慣れている私は、ぶつかられることに慣れっこになっているのですが、誘導して一緒に歩いてくれる人は、少しでも私に痛い思いをさせないようにと、とても気を遣ってくれているようです。そんな気遣いを緩和するのに、この黄色いジャケットは一役買ってくれたというわけです。
 黄色は、一緒に選んでくれる人の目を信じられないと選べないような色ですが、誘導者の気遣いを考えるととても有益です。
 黄色に限らず、誰かにアドバイスしてもらいながらコーディネートを考えて、悪くない目立ち方を研究してみるのは、誘導してもらう側のさりげない気遣いになるのではないでしょうか。誘導してくれるような関係の人に相談してコーディネートすれば、その人もわざわざおかしな格好をした人を連れて歩くのは避けたいものでしょうから、親身になって考えてくれるのではないでしょうか。

 でも、秋・冬はやはりシックなファッションで行きたいということなら、それはそれで誘導者への気遣いを忘れないようにしたいものです。つっこんできそうな足音がしたら、なるべく誘導者の後ろに回って幅を狭めるとか、電車やエレベーターへの乗り降りの際には自分の体の向きをケース・バイ・ケースでコントロールするとか、白杖はきちんと人から見やすいように持つとか、自助努力でできる配慮もいろいろある
はずです。
 視覚障害者の中には、誘導してくれる人がいるとさっさと杖をたたんでしまう人も見受けられますが、それはぜひとも考え直していただきたいと思います。ぶつかられるのを防止するためのマークとして持つというだけでなく、せめて自分の足元くらい自分で責任を持って歩くべきだと考えるからです。また、視覚障害者と歩くことに、精神的に慣れていない晴眼者の仲にも、本人以上に白杖の存在が目立つのを恥ずかしがる人も見受けられますが、それもぜひとも考え直していただきたいと思います。障害者のお出かけには、安全確保が必須なのだとご理解いただければ幸いです。

 新年早々、ちょっぴり辛口のコラムになってしまいましたが、やはりこれも、常に相手を思いやる気持ちを大事にしていきたいという、私の根本的な想いですので、少し熱く語ってしまいました。

 さて、明るいジャケットに身を包み、近所までお買い物に行ってきますね。

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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

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by amedia  at 17:36