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頼りにされることの大切さ

頼りにされることの大切さ
(美月めぐみ)

 小さい頃、親や周りの大人に、命令されるのではなくて「新聞、取ってきてくれると嬉しいな」とか「とうもろこしの皮を剥いてくれると助かるんだけどな」と言われると、「よっしゃ!」とお手伝いモードになった記憶があります。
 また、「○○しなさい」と命令されたときでも、終わった後に、「助かったよ。ありがとね」などと声をかけられると、(またお手伝いしよう)という気持ちになったこともあります。大嫌いな雑巾がけも、「お母さんとお仕事分けっこしてくれる?」と言われると、とたんに責任感と使命感が沸いてきて、せっせと体を動かしたものです。
 むしろ苦手だったのは、「涼しいうちに宿題やっちゃいなさい」などという、自分のためにはなるけれど、人のためにはあまり役立ちそうもない命令でした。基本的に面倒くさがりの私は、涼しいうちに宿題をやるよりは、涼しいうちは快適に二度寝をするほうがラクチンだと思っていたのです。(笑)

 一概には言えないかもしれませんが、人の役に立てること、人に頼りにされることは、人間を成長させる原動力にもなるのではないかと、最近考えています。
 小さい頃は、命令を受けずに要請だけを受けて育つと、「やるべきこと」を自力で取捨選択する力が付かなくなるので、適宜「してくれる?」と「しなさい」を混ぜて教育したほうが良さそうだとは思うのですが、そのバランスをうまくとって教育されていくと、「自分が頼りにされる人間であるためには、それに見合うだけの知識と能力を持たなければならない。だから努力・工夫をしなければならない。」ということに気づくときがくると思うのです。
 私の場合、その時期がやっと最近、四十半ばにして現れたというところです。30台中ごろから、体型もあいまって「おやかた」というニックネームのある私ですが、何かそう呼ばれる度に、そこまでしっかりした物は持ってないのにとくすぐったい違和感を覚えていましたが、その違和感を無くすための解決作として、当たり前のことではありますが、自分をもっと成長させる必要があるのだということに、やっと気がついたのです。
 成長というと少し大げさですが、とりあえず今私がやろうと思っているのは、持っている技術をグレードアップしようとすることです。
 このところ、宴会部長みたいな役回りをすることが増えているのですが、インターネットを利用して良さそうなお店を選び、地図をプリントアウトして同行者に見せるという方法で、幹事業をこなしています。これも、最初は今ひとつ冴えない作業と結果だったのですが、ネットの検索能力が経験的に上がってきたことと慣れと感の良さのアップによって、参加者に「すごく良いお店だね!」と満足してもらえるようなところを選ぶことができるようになってきました。(と言っても、そうしょっちゅう飲んだくれているわけではありませんので、誤解のないように(笑))
 このようにネットでの検索技術が上がってくると、宴会だけではなく、シティライツでの同行鑑賞会の際の事前解説メールの作成などにも大いに役立つので、視覚的な要素以外の資料を構築することができるようになってきました。

 とはいえ、まだまだいろいろな技術が不足しています。今後は、エクセルの使い方を覚えたいし、録音物の編集や焼付けなどPCによるオーディオデータの扱いなども身に付けたいと思っているところです。
 決して不得意な分野ではなさそうなのですが、日々の生活に取り紛れてつい後回しにしてきてしまったことなのです。
 不得意なことは、どうしても頼る側に回らざるを得ませんが、せめて得意なことを増やす努力はして、「おやかた」のニックネームに恥じない人間に近づかなくてはと思う今日この頃なのです。
 あ、体系的な面での「おやかた」呼ばわりからは、早く脱却できるよう、頑張って体も動かさなくてはいけませんね。

 最後に、これは既に活用している方も多いかと思いますが、基本的に当てにしているグルメ情報サイト、グルナビのurlを載せておきますね。

http://www.gnavi.co.jp/

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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 15:20