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春うらら
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視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業

政府は、障害者自立支援法での激変に耐えられない福祉関係施設やサービスを受ける障害者のために、「障害者自立支援対策臨時特例交付金」を平成18年度の補正予算として国会に上程し、2月2日の衆議院及び6日の参議院で可決されました。
この交付金は、政府から都道府県に分配され、都道府県が各市区町村にその福祉計画に従って分配する形になっています。
この中に12の分類があり、その最後の12番目の分類「その他法施行に伴い緊急に必要な事業」の中に、視覚障害者等情報支援緊急基盤整備事業が位置付けられています。
この事業は、役所や図書館、公立病院などの公的機関の窓口に読書機や点字プリンターなどを設置して、視覚障害者や聴覚障害者の窓口での情報提供を保障しようというものです。
1自治体に対して100万円を補助するという予算なので、金額的には微々たるもので、なかなか充実した情報環境を整えるのは難しいかと思いますが、それでもやらないよりはやった方が断然良いのです。
例えば、役所の案内カウンターに音声・拡大読書機「よむべえ」が設置してあれば、役所で受け取った墨字の資料をとりあえず拡大や音声でざっと確認して帰ることができるでしょう。
ただ、補正予算で突然決まったものなので、一番末端の市区町村では、これを活用することを福祉計画の中に盛り込むことをあきらめている自治体もあるようです。
読者の皆さんの自治体はいかがでしょうか。
一度訊ねてみてはいかがでしょうか。

(望月優)

by amedia  at 16:43  | Permalink

プリントアクセシビリティ

この2月から、また一つ興味深い研究が始まりました。
それは、「プリントアクセシビリティ」の研究です。
「ウェブアクセシビリティ」という言葉はようやく徐々に普及しつつある感がありますが、「プリントアクセシビリティ」となると、初耳の方が多いのではないでしょうか。
「プリントアクセシビリティ」とは、視覚障害者でもOCRソフトや音声読書機などを使って印刷物を自分で読むことを前提として、視覚障害者にも読み易い印刷物とはどんなものなのだろうかという視点に立った研究です。
まだ、2月1日に第1回目の勉強会を開いて、週に1度定期的に集まって勉強を進めているだけなので、まだまだ深いところまでは進んでいません。
テストの対象としている機器も、現在は「よむべえ」だけです。
しかし、それでも、「よむべえ」の内部ソフトウェアのバージョンが同じでも、組み込まれているスキャナの型番が少し異なるだけで微妙な違いが出てくるなど、この研究の奥はどこまで深いのかと楽しみになる面さえあります。
現在、この研究を進めているのは、アメディアのスタッフ数名とアメディアと取引のある印刷会社のスタッフ数名です。
印刷会社に入ってもらったお陰で、色使いに微妙な変化を加えることによって読めるようになったり読めなくなったりなど、徐々に細かいことが判りつつあります。
「週刊福祉情報」ライター・マジオ)

by amedia  at 16:41  | Permalink

今日のお昼は麻婆豆腐

 近所の公園で、ときおり、「おとうふいかがですかぁ!」という声が響いていま
す。大人の声だけど、どことなくあどけない響きです。
 少し前から気になっていたのですが、これは、近所の福祉作業所の利用者が、手
作りしたお豆腐を売っている声だったのです。
 担当の若い女性職員さんに少し話を聞いてみました。

美月:現在の利用者はどれくらいいらっしゃるんですか?
職員さん:35名で、その内の二人が肢体不自由者で、残りの33名は知的障害の方で
す。
美月:このお豆腐は、一丁260円と、市価より少しお高いようですが、それはど
うしてですか?
職員さん:材料を宮城蔵王の契約農家から取り寄せていますし、利用者の工賃も入っ
ていますので、少しお高めになっています。
美月:自立支援法が施行されてから、福祉作業所の利用者は、もらう工賃より、利
用者として支払う負担額の方が多くなってしまっていると聞いていますが。
職員さん:はい、そのとおりなんです。しかも、給食も出しているので、その給食
代も負担することになっているので、かなり大変だと思います。
美月:利用者の方の工賃はいくらくらいですか?
職員さん:個人個人で変わってきますが、普通は日給制で、それに皆勤賞などが付
くと月に1万6千円くらいにはなります。それでも、利用する料金の方がかかってし
まうようです。

 とても感じ良くインタビューに応じてくださいましたが、職員さんご自身のお給
料も、同世代の平均的給与に比して、かなり低いとのことでした。
 この福祉情報の新聞記事としてはいろいろ聞いていた支援法ですが、実際の現場
に携わる方の生の声を伺うと、改めて首をかしげざるを得ない摩訶不思議な法律だ
としか思えないのでした。

 とはいうものの、このお豆腐、とても口当たりが軟らかな絹ごしで、風味も良い
のです。
 一口味見をした後、身体を温める為、麻婆豆腐にして食べたのですが、姿を変え
ても、やはりとても美味しいお豆腐でした。
 皆さんも、近所の福祉作業所の生産物を購入して、生活に取り入れてみてはいか
がですか?

目の見えない子を支援するなら~点字定規セット「点字サポーターへの道」

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 15:43  | Permalink

移動支援介護に思う

今日、移動支援介護の、契約を業者と結んだ。そのときふと思ったことがある。
それは、ガイドヘルパーがの大半が、女性であるということが、
私たち、男性にネックになっている部分があるということである。 
それは、トイレに行くときによく興ることである。
大半の場合は、ガイドは異性のことが多いので、トイレの細かいことは、
別の人に教えてもらうことが殆どである。 
そんな時私は、同性のガイドヘルパーがいたらいいのになぁぁぁっト思うのです。
そこで、移動支援介護の制度をよいものにするためにも、
男性のガイドヘルパーをもっと増やし、国も、きちんと、制度の中に、
「ガイドは、同性の人がおこなうという」、文言を盛り込んでほしいものである。 
私が住んでいる平塚市の駅ビルの店内誘導は、同性がガイドしてもらっています。 
之が意外と、安心できるのです。 
皆さんも、移動支援介護を受けるときには、同性のガイドをお願いしてみてはいかがでしょうか?。

ヤノ、ケン様

by amedia  at 10:02  | Permalink

179号の「福祉コラム」を読んで

179号の点字の話で、思い出したことがあります。それは、飛行機に乗ると、
点字の内部案内が回ってきますね。あれは、日本国内だけだと思っていたら、
アメリカのノースウエスト航空でも同じサービスがありました。これは驚きでした。
さすがアメリカだと思いました。
飛行機のその点字の内部案内のマニュアルですが、出てくる時とこないときでも、があります。
これも、フライトアテンダントさんの認識があるかどうかの問題なので、点字ユーザーの方々は、
「点字の内部案内はありますか?」と聞いて見てください。
ちなみに、エアードゥーにもこのマニュアルは常備されておりました。

齋藤勝利 様

by amedia  at 10:02  | Permalink

春のバリアフリー映画情報(其の一)

以前にもお話したかと思いますが、
私は、バリアフリー映画鑑賞推進団体「CityLights」の
副代表などということもやってます。
 最近は、松竹映画、山田洋次監督、藤沢周平原作、
キムタク主演の時代劇「武士の一分」に、聴覚障害者のための日本語字幕と共に、
視覚障害者向けに画面解説の音声ガイドがついて、
映画公開中にバリアフリー上映会が、なんと、全国5都市で開催されたりと、
映画会社サイドにも、バリアフリー上映という物が浸透してきつつあります。
 やっと認知度の高まってきたバリアフリー上映ですが、
毎年3月に行なわれる「調布映画祭」では、2001年から、
会期中に上映される作品の中の3、4作品に、
音声ガイドが付けられるようになっています。
 この音声ガイドを作るのも、「CityLights」の活動の一つです。

  そして、今年もその調布映画祭が間近となりました!
 ということで、その関連情報をお伝えします。
 鑑賞申し込みの期限が、今月いっぱいですので、お忘れ無く!
 そして、調布駅南口からの誘導送迎もお引き受けしてますので、
視覚障害者お一人でも、お気軽にお申し込みください。お待ちしています!


調布映画祭2007
会場:調布市文化会館たづくり・調布市グリーンホール
   (京王線調布駅南口下車 徒歩3分以内)
日程:3月9日(金)・10日(土)・11日(日)
料金:無料

主催:調布市 (財)調布市文化・コミュニティ振興財団
運営:調布映画祭2007実行委員会
音声ガイド協力: シティ・ライツ

◆プログラム━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

A:『東京物語』 
日時:3月9日(金)14時30分~16時46分 
会場:調布市文化会館たづくり 2階 くすのきホール(500名) 

『東京物語』 1953年/日本映画/モノクロ/136分
監督・脚本 小津安二郎/主演 笠智衆
(あらすじ)故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。
成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。
唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった…。
巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに、
人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。
家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは、映画史上に残る、
名ラスト・シーンのひとつ。日本映画を代表する傑作映画です。

B:『フランダースの犬 劇場版』 
日時:3月10日(土)11時30分~13時14分 
会場:調布市グリーン大ホール (800名) 

『フランダースの犬 劇場版』 1997年/アニメ映画/カラー/105分
原作:ウィーダ 監督:黒田昌郎 声の出演:ネロ 津村まこと、アロア 丹下 桜 他
(あらすじ)ベルギーの小さな村に住む少年ネロは、祖父や老犬パトラッシュと共に
暮らしていた。しかし、祖父の死後、村の風車小屋の放火犯と濡れ衣を着せられた
ことで、彼の居場所は村から失われてしまう。
夢をかけた絵画コンクールにも落選。雪の降る中、住む場所も希望も失ったネロは、
アントワープの大聖堂へと向かう。涙なしには見られない感動の名作アニメ。

C:『ホテル・ルワンダ』
日時:3月11日(日) 11時00分~13時02分 
会場:調布市文化会館たづくり 2階くすのきホール(500名)

『ホテル・ルワンダ』 2004年/イギリス・イタリア・南アフリカ合作/カラー/122分
監督・脚本:テリー・ジョージ 出演:ドン・チードル、ソフィー・オコネドー、
ニック・ノルティ、ジャン・レノ 他。
(あらすじ)アフリカのルワンダで内紛による大量虐殺の危機から人々を救った、
実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマ。
『父の祈りを』など脚本家として活躍するテリー・ジョージが脚本、監督、製作
を手がけ、1200人もの命を守り抜く男の勇姿をヒロイックに描き出す。
日本公開は危ぶまれていたが、若者によるインターネットでの署名運動が功を奏し、
公開が実現。アカデミー賞をはじめ、各種映画賞にノミネートされた話題作。

■お申し込み■ 

Eメールまたは電話でお願いします。
[※お申し込み〆きりは、2月末日まで ]

宛先:eigasai@citylights01.org
件名に、鑑賞希望作品のアルファベットを明記してください。
 例)「調布映画祭 ABC」
A)9日:東京物語  B)10日:フランダースの犬 C)11日:ホテル・ルワンダ

本文に、以下のことを明記してください。
   1.氏名
   2.人数(障害者と晴眼者の内訳)
   3.連絡先(誘導希望の方は、当日連絡のとれる携帯番号)
   4.誘導の要・不要
   5.ラジオ貸出の希望

電話:シティ・ライツ事務局  03-3917-1995(代表 平塚)

※ FMラジオで場面説明・字幕朗読の音声ガイドをお聞きいただけます。
 イヤフォン付FMラジオご持参下さい。
※当日は各回入れ替え制で、開場は30分前です。お早めにおいで下さい。

[会場地図]
http://www.chofu-culture-community.org/institu_g/12index.htm
調布市文化会館たづくり 042-441-6111
調布市グリーンホール 0424-81-7611           

■映画祭全般に関するお問い合わせ
調布市文化・コミュニティ振興財団 映画祭担当(阿部・藤堂)
0424-41-6171

※音声ガイド付き上映作品以外にも、多数の映画が上映されています。
調布映画祭2007ホームページ
http://www.chofu-culture-community.org/movie/05_24main_festa.htm


 以上、少し長くなりましたが、調布映画祭の情報でした。
 なお、「CityLights」のurlは、以下の通りです。
http://www.citylights01.org

ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:47  | Permalink

読書機がほしい!!

私の住んでいるところは、東京郊外のM市です。直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利
軒」のモデルにもなった、東京の飛び地みたいな場所です。ここに越してきて、僅か半年
ですが、福祉に関しては少し遅れているような感じを受けています。
 まず、福祉タクシー券が、まったくないことに驚きました。今住んでいるところは、駅
からとても近いところなので、実質的な不便は感じていないのですが、メインになるよう
な駅ではないので、買い物に行くときなど、タクシーを利用したいシチュエーションが無
いわけではありません。で、(ああ、ここは、あまり裕福な市ではないのだな)と納得す
ることにしました。
 でも、役所関係、とりわけ福祉関係のお知らせなど、点字かSPコード付きの文書で
送ってもらえないものかと尋ねてみると、(この人は何を言ってるんだろう)というよう
な雰囲気で、それらの用意がないことを告げられました。特に、SPコードについては、
(それって何のこと?)みたいな態度なのです。でも、そのときも、まあしょうがないか
と思って帰ってきました。

 後日、日常生活用具の制度が変わるに当たって、はたと思いつきました、「そうか!自
力で役所の書類を読む方法があったぞ!」と。そうです!アメディア製品でおなじみの
「よむべえ」を、日常生活用具として申請するのです。それを使って、書類を読み上げる
のです!
 しかし、日常生活用具としては、音声読書機ではなく、拡大読書機としてしか申請でき
ません。このよむべえは、幸いなことに、両方の機能を持っています。しかも、いろいろ
なところで、拡大読書機としてなら申請が通っているという話も聞いていました。
 そこで、さっそく、市の福祉事務所に申請してみました。
 ところが、「あなたは、全盲だから、拡大読書機を使ってもしようがないですね。」と
言われ、検討時間をくれるようにということだったので、おとなしく待っていました。
 1ヶ月以上が経過し、もう待ちきれなくなったので問い合わせたところ、「よむべえは、
拡大もできますが、主たるところは音声ですから、日常生活用具給付対象として認めるわ
けにはいきませんので、諦めてください」と言われてしまいました。
 待たされたあげくのつれない返事に、すっかりがっかりしてしまいました。
 確かに、制度としては致し方ないのですが、役所側が「点字の書類も無い」、「SP
コードって何物だ?」、という対応しかしてくれない状況の中、やっと見つけた自力で書
類を読む手段も絶たれてしまった私、一人暮らしの視覚障害者は、どうしても赤の他人の
目を借りなければ、円滑な市民生活を送ることを許されないんでしょうか。
 そもそも、拡大読書機が日常生活用具給付対象品目になっているのに、音声読書機が認
められていないこと自体、何か不公平な物を感じてしまうのです。

 役所からの結論が出て、既に二月以上経過しましたが、折に触れて思い出しては、悔し
さを噛み締める今日この頃です。

 皆さんのお住まいの地域ではいかがですか?

目の見えない子を支援するなら~点字定規セット「点字サポーターへの道」

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:42  | Permalink