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春うらら
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「一人歩きの極意」いろいろ

 先日は、多くの皆様にアメディアフェアにご参加いただきまして、
本当にありがとうございました!

 私は、講演会場の最初のプログラム「一人歩きの極意」で
コーディネーターをしていたのですが、
この会場にも多くの皆さんに詰め掛けていただきました。

 この企画では、前もってアメディアのメーリングリストを通じて呼びかけて、
体験談をお寄せいただきました。
その数、9通。1時間の企画にはちょうど良い分量になりました。
 このメールをプリントアウトして、この日の司会者だった鈴木大輔さんに
アシスタントになっていただき読み上げてもらいながら、
二人で公開ラジオ番組風に進めていきました。

 結論からいうと、「一人歩きの極意」というか肝になるところは、
「分からないところ、分かりづらいところにいくときには
厳密な下調べをするか先方に誘導を依頼する」「声をかけるときには、
足音と声を聴いて判断する」「一人で歩ける自由を感じてみる」
「気軽に同行を頼める趣味の合う仲間を得るための工夫として、
mixiのコミュニティなど、ネットを活用する」
「手助けの申し出を断るときには、その後に出会うであろう他の視覚障害者への
配慮も考えて、丁寧な対応でお断りし、
申し出てくれたことへの感謝の気持ちは伝えよう」といったようなところでした。

 また、特筆したいのは、雪国にお住まいの方からの投稿で、
積もった雪に、道路の状況を直接感じることができなくなった場合の
心もとない上京での工夫として、車の流れを耳で感じることというのがありました。
私も、都内にいて雪が積もったとき、音の響きも変わるし、
足元はわけの分からない状況になるしで、
大変難儀したことが何度かあったので、
雪国の方のノウハウには興味がありました。
でも、やはり雪国に住んでいても大変なものは大変なようです。
車の流れの音が、通常以上に役に立つのだということは、新鮮な情報でした。

 また、あるご年配の方のお話で印象に残ったのは、
転落その他の事故にも遭わずにやってこられたのは、
ご自分が歩行が上手ではないのだとご自分に言い聞かせ慎重に
歩いているからこそなのだというお話でした。

 その他、当日展示会場にも出展なさっておられた「ヘルプミー 小旗の会」の
代表の三浦英子さんに、ご自身の体験談と小旗の使用例を紹介していただきました。
 黄色い小旗に『タクシー』とか「手を貸して下さい」とか「すみません」などと
書かれた物を掲げると、とても声をかけてもらえる率が高くなり、
快適に一人歩きできるそうです。
 ちょうど、投稿されてきたメールの中にも、
あるアメリカ女性のやっていたということが出ていて、
こちらは首から何枚かのカードを下げ、
やはり用途に応じてそれらを掲げるのだと書いてあり、
太平洋を隔てて同じようなことをしている女性の存在がある不思議に、
ちょっと感動しました。
 また、この小旗をご紹介したとき、会場にいらした男性の方が、
関西で作られたという、タクシーを呼び止めるための扇子を
見せてくださいました。
この扇子には、黄色に赤い文字で『タクシー』と書かれています。
タクシーを捕まえるのと涼しくすることを、
一つの道具でできるようにするなんて、さすがは関西人の柔軟さだと、
思わず感心してしまいました。おっといけない、これはまた十把一絡げかな?

 最後に、「言葉の道案内」のHPをご紹介し、
私からはIモードでの電車の時刻や乗り換えの検索の利用について
触れさせていただいてお開きとなりました。

 会場からも、いろいろな意見や質問が飛び交い、
あっという間に1時間経ってしまいました。
 機会があれば、いずれまたやってみたい企画です。
その節は、読者の皆さんもぜひご参加くださいませ。

 それでは、皆さん、良いお年をお迎えください!


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



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by amedia  at 16:42  | Permalink

視覚障害ミュージシャン、クリスマス近辺にも大活躍!!

 クリスマスの時期なので、楽しい話題にしてみましょう。

 視覚障害者の職業といえば、一般的には、
鍼灸按摩マッサージという物が挙げられますが、
じつは古くからもう一つあったんですね。
 それが、音楽です!
 古くは琵琶法師、ごぜさん、今でもずっと続いている筝の演奏家や作曲家、
三味線の名手たち、近年では、コンチェルトのソリストとしても活躍される
バイオリン奏者の和波たかよしさんや川畠成道(かわばたなりみち)さん、
ピアノの梯剛之(かけはしたけし)さん、
ジャズ・ポップスの若きミュージシャン木下航志(きしたこうし)君、
海外に目を転じれば故・レイ・チャールズさんや、
現役バリバリのスティービー・ワンダーさんなど、枚挙に暇がありません。
かく言う私も、若かりし頃には、
ミュージシャンになりたいと思っていたこともありました。
(あ、今でも若いから、役者を真剣にやってますが。(笑))

 で、ご縁がありまして、今月は何人かの視覚障害ミュージシャンの
コンサートを聞かせていただいています。
 まず、附属盲学校時代の1年後輩、北田康広君。
彼のコンサートは、私の住んでいる地元、
町田の市民ホールで、ある保育園の主宰で行われていました。
奥様のピアノ伴奏での素敵なバリトン歌唱の数々に、
本業のピアノ演奏もあり、2時間弱のステージがあっという間に過ぎていきました。
 武蔵野音大ピアノ科を優秀な成績で卒業したという彼の演奏は素晴らしく、
そのうえに本職ではなかったはずの歌がさらに素晴らしいのです。
 また、硬軟織り交ぜてのトークも楽しく、
会場はとても和やかな空気のまま、
彼のメッセージを、極自然に受け止めていました。
 CDも2枚発売されていて、大活躍中のようです。
最近リリースされたという2枚目のタイトルチューン「心の瞳」は、
坂本九さんの遺作となった歌だそうで、大変印象に残りました。

 次に、作曲・編曲とシンセサイザー演奏、
ピアノ演奏を各地で行っている、久保さとしさんです。
彼も武蔵野音大ピアノ科出身。
 この人は、先月上演して我が「ばっかりばっかり」の芝居『だからこそ愛』の
BGMも一手に担当してくれた青年なのですが、
昨日、彼が手がけたとても素敵なミュージカル、劇団M.M.C.の、
クリスマスにふさわしい作品
『GIFT… for you ~ひとり一人のあなたへ~』を観てきました。
内容の良さと彼の紡いだ音楽の素晴らしさに酔いしれてきました。
(途中、目元からハンドタオルを離せない状態
になってたというのは内緒ですよ。)
こちらは24日まで上演中なので、ご興味のある方はぜひいらしてくださいませ。
 クリスマス物なのに、劇場は築地本願寺のブディストホールです。(笑)
 最寄駅は、東京メトロ・日比谷線「築地駅」です。
問い合わせ先:劇団M.M.C
TEL:03-5600-5787

 そして、最後は、明後日伺うことになっている、
全盲のソプラノ歌手、塩谷靖子(しおのや のぶこ)さんのコンサートです。
 もともとは数学を専攻していたような彼女は、
今の私と同じくらいの年の頃に、
いきなり声楽家の道を歩み始めたというちょっと変わった経歴をお持ちのご婦人です。
 遅咲きながら、その歌声は多くの人々を魅了してくれます。
 特に、今回楽しみにしているのは、
今年のミリオンセラー「千の風になって」と同じ詩を、
あの歌が世に出るよりも前に塩谷さんご自身で訳されていたという
「千の風」という逸品です。
 塩谷さんも、CDを出されておられます。
 また、今回のコンサートは、国際視覚障害者援護協会の
チャリティコンサートともなっていますので、
特に多くの方に聴いていただきたいと思います。
 日時は、21日金曜日の19時から。
場所は、JR中央線・京王井の頭線駅近くの武蔵野公会堂です。
> 塩谷靖子さんのホームページ
> http://www.nobuko-soprano.jp/

 読者の皆さんも、温かくて元気の出る視覚障害ミュージシャンの方々の
演奏に触れて、素敵なクリスマスをお迎えくださいませ。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



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by amedia  at 16:59  | Permalink

今の自分からのステップアップ

成長していることを感じながら生活している状態、
それが私の幸福感です。
そのためには、ほんの僅かずつでよいから、
今の状態からステップアップして行こうという意識が必要です。
ということで、今年のアメディアフェアのテーマを
「今の自分からのステップアップ」と決めました。

・外出・一人歩きの極意
・豊かな読書で晴眼者に溶け込もう
・食生活の自立
・テープ図書からの脱却
という講演会場で行なわれる4つの番組は、
どれも「今の自分からのステップアップ」の
テーマにぴったりのものばかりです。

その中で、12時半からの番組「豊かな読書で晴眼者に溶け込もう」で
お話させて頂きます。

最近、私は「人生は時間と心の状態から成り立っている」
ということに気付きました。
これも、いろいろな本を読んだり、
活躍している経営者仲間と会話を交わす中で
何気なく頭に浮かんできたことです。
今読んでいる本の中で、「信頼残高」というキーワードを見つけました。
人への信頼を積み重ねればそれが残高となる。
信頼を失えば残高を引き出すことになり、
引出しが続くとやがて信頼負債に陥る。
そんな内容で、まだ途中までしか読み進んでいませんが、
大変感銘を受けています。
481ページにも及ぶ本ですが、
今音声読書機「よむべえ」で順次読み進んでいますので、
アメディアフェアのときには皆さんに
そのエッセンスをお伝えしたいと思います。
この本の内容だけでなく、私の考える「自立」とか、
私の考える「幸福」についてもお話します。
是非いらしてください。

望月優


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by amedia  at 16:41  | Permalink

高齢者の優しい味方

 先日、私の住む街の駅近くに、ラジオの中継で、
毒蝮三太夫(どくまむし・さんだゆう)さんがいらっしゃいました。
 私は、以前からこの番組を度々聴いていたし、
NHKの教育テレビでの高齢者関連の番組でも、
絵本の朗読の番組でも、ときどきお声を拝聴していたのですが、
生の蝮さんは、さらに素敵なおじさんでした。
 ご自身、既に齢71歳になっておられますが、
まったく年齢を感じさせないお元気
な蝮さんは、番組内では相変わらずの愛情たっぷりの毒舌を聞かせていて、
この辺りの名物おばあちゃんらしき82歳の女性を相手に
、楽しいやり取りをしていました。
「あたしゃ、100までは生きるよ」というおばあちゃんに対して、
「ずうずうしいばばあだ。そんなこと言ってねえで、
107歳まで生きろよ」と答える蝮さん。
そんなふうに言われて、大喜びのおばあちゃん。
やり取りを聞いてるだけで、はらはらしつつも
なんだか胸がほっこりしてきます。

 そして何より嬉しかったのは、番組終了後、
もっともっと生身の蝮さんのお考えを聞かせてもらえたことでした。
蝮さん、番組中よりずっと真面目な感じで、
高齢者問題について語ってくれていたのです。
 以前は老人ホームに入所している高齢者に対して、
施設利用料までまかなえる程の金額が公的に保障されていたのに、
今は自己負担になってしまっている。
だから、高齢者は多少足が痛くても、
なるべく公共交通機関を利用して自分の足で歩き、
元気でいるように努力しなくてはいけない。
俺も頑張るから、みんなも頑張ろう、とおっしゃってました。
 さらに、公的保障が無い→健康維持にお金を回す都合があるから
高齢者の財布の紐は固くなる→高齢者が買い物を渋るということは、
景気に響いてくる→、国の景気は良くならない、
という悪循環が起きてしまうのではないかというお話に、
これからますます高齢化していく社会の中で、
こんな悪循環を打破できずにいるのは、
どうしたものだろうと、私も考えさせられました。

 また、専門学校で介護福祉士の卵さんたちの指導にも
当たられているそうな蝮さんは、
老人ホームなどでの介護福祉士の賃金の安さに心を痛めておられ、
せっかく国家資格を取っても、3分の1はやめてしまう
実情も訴えておられました。

 蝮さんには、いずれ誰でも到達する
「高齢者」の生活を考えていく先達として、
これからもお元気で活躍していっていただきたいと心から願います。
やがて、自分より年下の女性に「ばばあ、俺と一緒に長生きしようぜ」なんて、
新しいパターンの、楽しい毒舌を聞かせていただきたいものです。

 なお、このときに蝮さんと一緒に撮った写真を、
演劇結社ばっかりばっかりのblogに載せましたので、
ご興味のある晴眼者の読者の方はぜひ覗いてみてくださいね。
blogは、ばっかりばっかりのトップページ
http://www.bakkaribakkari.com/
から入ってください。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



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by amedia  at 14:27  | Permalink