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春うらら
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ホンコン小旅行報告

株式会社アメディア 代表取締役 望月優


11月12日から15日まで、ホンコンに行ってきましたので、レギュラーの美月めぐみさんを今週は押しのけます。

1. 交通事情
 空港からホテルまでのバスの中で、現地人の旅行者の方が、「ホンコンは歩行者優先ではなくて車優先です」と言われました。 そこで、少し心配になりましたが、幸運にも緊張する場面には出くわしませんでした。 街中は地下鉄が何本か走っていて、東京や大阪のような日本の都会と同じ雰囲気です。 結構随所に点字ブロックが敷かれていて、これも日本の雰囲気と似ています。ただ、点字プロックの特記の度合いが薄い感じがしました。 地下鉄では明瞭な社内アナウンスが中国語と英語でされていて、言葉がわかれば視覚障害者も一人歩きし易い印象を受けました。 随所に音響信号機がありましたが、音の出し方は日本とは随分違っていて、「カタカタカタ」という機械音がしています。この機械音が、青になるとリズムが変わるのです。 おそらく、この「カタカタカタ」音は、目の見える日本人の旅行者には、視覚障害者向けの音響信号とは気がつかないと思います。というのは、赤のときと青のときのリズムの違いはかなり微妙ですし、何かある種の工事音のようにも聞こえるからです。 ある地下鉄で、点字案内板を見つけました。案内板のスタイルは日本で見るものとおおよそ同じですが、その在り処を示す方法がエレガントでした。 日本の点字案内板は、何も音で知らされていないか、または知らせるときでも「ピンポーン」という音を出しています。私がホンコンで見つけた点字案内板は、「エリーゼのために」を美しく奏でていました。

2. 視覚障害者事情
 14日にホンコン盲人協会を訪れました。 ホンコンの人口は700万人、それに対して視覚障害者の数は7万人だそうです。1パーセントという数は、1億2千万に対する30万人の日本の0.25パーセントよりも随分比率が高いです。 ホンコン盲人協会では、職業訓練として、マッサージを教えているそうですが、私が訪れたマッサージ店では、視覚障害者は働いていませんでした。 盲人協会の設備は充実していて、100ページにも及ぶ分厚い新聞をノルウェー製の高速点字プリンタで毎日700部ほど印刷して配っているところを見せて頂きました。


 最後に、ホンコンは税金が非常に安く、多くの資本家が世界中から集まってくる金融都市です。
 そのホンコンでしか手続きができないイギリス系ファンドの金融商品を申し込んできました。こちらに関心のある方は、このメルマガへの返信でお知らせください。

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by amedia  at 10:08  | Permalink

方向感覚を鍛える『動物村探検ゲーム』-晴眼者にもチャレンジしてほしい!

 最近、私は芝居の稽古や諸々の雑事の合間を縫って、『動物村探検ゲーム』というwindows版のゲームをやっています。
 このゲームは、声と音だけを頼りに、一歩ずつ座標を移動して行き、ゴールの「タヌキ村」を目指して行くのを1ラウンドとして重ねていき、31ラウンドの楽園に向かっていくゲームです。31ラウンドには、最終ゴール地点となる「タヌキ御殿」を目指すための、それまでにはないアトラクションがあり、最後の最後まで気を抜けない楽しいゲームなのです。
 一つのラウンドは、最初は9掛ける9、合計81マスの村を旅するのですが、これが10ラウンド以降には少しずつ広がっていき、最終的には30掛ける30、合計900マスの、とても広い村を探検することになります。
 このゲームは、なんと、画面には何も映し出されていないのです。つまり、視力の有無に左右されることなく、健聴者であればだれでも同じ条件で遊べるのです。上にも書いたように、頼りになるのは声によるメッセージのみです。
 例えば、「7コンマ3 ライオン リス」などという声がします。これは、「上から7列目の左から3番目にいますよ。周りには、ライオンとリスがいますよ」ということです。しかし、この「周り」というのが、上下左右どこかにいるというだけで、具体的には示さないので、それまで進んできたところの様子を頭に描きながら、「きっとライオンは上だな」とか「リスは左に違いない」などと、地図を想像する力と感をフル回転させながら対処するのです。この場合、猛獣であるライオンは、間違えてその座標に踏み込むと、食べられてゲームオーバーになってしまいますから、持っている猟銃か弓矢で撃らなければならないのです。いっぽう、リスは、その座標に踏み込むと、そのラウンドのゴールである「タヌキ村」の場所を教えてくれるし、保護動物だから撃ってはいけないことになっています。だから、やらなければならないのは、うまくライオンを撃ち、リスに会いに踏み込むということになるわけです。
 また、「岩山」という、通り抜けのできない座標や、「ゾウ」という、どこかに飛ばされてしまう動物がいる座標もありますので、うまく迂回しながら進まなければならないところもあったりします。
 これはもう、否応無しに、方向感覚が鍛えられます。つまり、視覚障害者の歩行訓練にも役立つのではないかと、このゲームのファンの間では言われているのです。

 画面に何も映っていないということもあるのか、、本当は晴眼者の人たちにも一緒に楽しんでほしいのに、なかなかやっている人を見つけることができません。やったらきっと楽しいのに。
 私たち視覚障害者がいくら望んでも、一般のゲームをやることが困難な状況は変わりません。でも、逆にこの「動物村」なら、その気にさえなってくれれば、晴眼者にも遊べる物なのです。
 今私は、mixi内にこの「動物村」専用のコミュニティ「集まれ!動物村の仲間たち!」というのを立ち上げて交流しているのですが、いつかこのコミュに、晴眼者のユーザーも参加して、共に語り合えたらいいのにと、淡い希望を抱いているところなのです。

 このゲームの元になった、ユリーカ版の動物村探検ゲームは、今、ラビットという視覚障害者向けのIT関連の販売とナビゲーションを行っている会社の社長をしておられる荒川さんが、今から15年ほど前に作った物でしたが、それを楽しんだ一人の視覚障害者・ハンドルネームいくらどんさんという人がDOS版→windows版と育て上げてきたソフトで、現在フリーソフトとして公開されています。荒川さんもいくらどん
さんも全盲の立場でプログラミングなさっているということで、それだけでもまた1本コラムが書けそうなのですが、それはまたの機会に譲ることにして、今回はこのゲームその物をご紹介してみました。

「いくらどんの島」=『動物村探検ゲーム』を落とせるHP
http://homepage2.nifty.com/count_nine/index.html

『集まれ!動物村の仲間たち!』=mixi会員限定コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3739066

※ mixiは、18歳未満の方は参加できません。と言っても、基本的にはいかがわしくはないのでご安心ください。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



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by amedia  at 16:46  | Permalink

痛快福祉系コメディ登場!!

 前号で第一報をお伝えした、私の所属する劇団・「演劇結社ばっかりばっかり」の芝居の公演についてご紹介したいと思います。

今回の芝居のタイトルは『トイメン』。
 舞台は、とある図書館の一室。
 ここに現れたのが、カルチャー教室で朗読を勉強中だという女性。いささか勘違い気味の彼女がそこで出会うのは、無責任館長、誠実な障害者サービス担当職員、そして個性的な視覚障害者二人。
 はたして、彼女は何に出会い、何を知り、何を感じるのか…。
 福祉的要素の強いジャンルを、『ぷふっ』『むふっ』と思わず笑いながら、頭で理解するのではなく、心で感じてもらえたらと、メンバー一同稽古に励んでいます。

 今回の作品は、座付き脚本家の和風まくだ煮L(ワフー・マクダニエル)が、私と一緒に出席したとある図書館関係の勉強会で見聞きしたことに着想を得て書き下ろした新作です。
 見る人によってはうなずきの連続、また別な人にとっては目からうろこがぼろぼろっと落ちるような作品になっていると思います。

 今年の初めに入団した全盲の青年・大河内君も、めきめき実力をつけて舞台に臨みます。稽古すればするだけ成長していく彼を見ていると、私たち古参のメンバーもさらに頑張らねばという気持ちになり、日々切磋琢磨して精進しています。

 また、今回も昨年の『だからこそ愛』同様、脚本や演出の段階から気を配り、音声ガイド無しでも視覚障害者のお客さんにも十分楽しんでいただけるよう工夫しています。
 会場も、駅から程近く、車椅子のお客さんにもあまりご負担のないように、スロープだけで入れるところを選んでいます。
 残念ながら、力及ばず聴覚障害のお客さんへの配慮ができていなくて申し訳ないのですが、今ばっかりばっかりは、「観る側も演じる側もバリアフリー」という、とても語呂(ごろ)も良いコンセプトで活動しています。
 どうぞ、皆様お誘い合わせのうえご来場くださいませ!!(入場ご予約受付を開始しました!)
 以下、公演詳細をご参照ください。


演劇結社ばっかりばっかり 第三回公演『トイメン』
作・演出…和風まくだ煮L
脚本補・演出補…美月めぐみ
出演…石津正幸、大河内聡之、こんやゆうこ、美月めぐみ、鈴木大輔
日時…12月10日(水)~14日(日)
会場…原宿・ギャラリーハセガワ
交通…JR山手線原宿駅竹下口より徒歩2分以内
※ ご希望により、駅からの誘導をいたします。
料金…2000円
定員…各回30名様完全予約制。
※ 極めて小さな会場ですので、必ずご予約下さい!!
お問合せ・ご予約は
TEL 080-6724-5981
Eメール mail@bakkaribakkari.com

【日程】
12月
10日(水)…19:00~(夜の部のみ)
11日(木)…14:00~  19:00~
12日(金)…14:00~  19:00~
13日(土)…14:00~  19:00~
14日(日)…14:00~  19:00~
※ 開場は各公演開始時間の30分前です。
※ 上演時間は90分程を予定しています。

結社ホームページ
http://www.bakkaribakkari.com/

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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:45  | Permalink