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春うらら
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障害者が7割、それでも好業績を続ける会社

「人間にとって“生きる”とは、必要とされて働き、自立することであり、そういう場を提供することが企業の存在価値であり社会的使命であり、また経営者の役割でもある」
と語るのは、まだ障害者雇用に対して何の政策も打たれていなかった50年前から知的障害者を雇用しつづけ、現在でも全従業員の7割が障害者で構成されている日本理化学工業を率いる大山泰弘会長。

実は、本誌2月26日号で、その前日聞かせていただいた大山会長の講演の感想を書かせて頂きました。
で、そのときのお話をもっともっと多くの方々に聞いていただきたいと思い、東京中小企業家同友会主催、全国重度障害者雇用事業所協会と東京同友会の渋谷支部共催で、5月29日の金曜日に大山会長の講演会を企画しました。

「人に必要とされ働くことが何より幸せ」と題するこの講演会では、50年に渡る日本理化学工業の障害者雇用の様子と、働くことによって幸せを築く大山会長の経営人間論をお聞かせ頂きます。
同友会主催の会なので、会長の講演の後に、同じテーブルのメンバーで感想や体験を交換しあう「グループ討論」も行なわれ、同じ講演を聞いて共感した者同士での交流もできます。

参加費は僅か1千円。

お申し込みは以下のホームページからどうぞ。

http://www.tokyo.doyu.jp/tokyo-doyu/common/meeting.php?meeting_id=5025

望月優


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by amedia  at 17:13  | Permalink

泣き虫めーたんのディズニー・レポート(長文)


(美月めぐみ)

 前号のコラムには、MLや個人メールなども含めて何人かの方から感想をお寄せいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
 そのご感想を読ませていただいて、改めてディズニーの魅力を知ることができました。やはり、他のテーマパークとは一線を隔しているようですね。

 そして、お約束どおり、こんどは身を持って体験してきました!そう、予定通り、ランドではなく、シーのほうに行ってきたのです。
 私は、どうも涙腺が緩いようで、今回も、本気でお客さんを楽しませようとしている人々の温かさに触れて、最初から涙ぐむことしばしといった状態でした。

 まずは、JR京葉線の舞浜駅の傍から出ている「ディズニーリゾートライン」というモノレールに乗り込むと、もう明るいディズニーの音楽が流れ、アニメ声の女性のアナウンスが流れています。つり革と窓枠が、大きな丸い耳のミッキーの顔の輪郭になっています!これだけのことと思われる方もいらっしゃると思いますが、このつり革などに触れながら、既に私の頬っぺたにはつうーっと流れる物がありました。

 ディズニーシーステーションで降りて、シーのゲートに向かう道の途中には、ドナルドダックの大きな像が立っているので、まずこれをチェック。少し高いところにあったので下半身しか手が届かなかったのですが、気分を盛り上げるには十分です。

 メインエントランスの広場に入ると、既に着ぐるみ(きぐるみ)に身を包んだキャラクターたちが、元気に私たちを迎えてくれています。
 私は、背の高いグーフィーにハグされ、肩に手を回されての記念撮影でもうどきどきです!
 さらに、次に出会ったリスのキャラクター「チップとデール」のデールは、着ぐるみキャラクターの掟に従い口こそ利かなかったものの、私の手を取り、自分の特徴である大きな丸い鼻や耳や目、そしてもう一つの特徴である前歯にも触らせてくれて、近くにいたスタッフを手で呼んでくれ、説明をしゃべらせて、自分がデールであることやその特徴を一所懸命伝えてくれました。いよいよ写真を撮ろうと思ったら、さら
に尻尾をふりふりしながらそのしっぽにも触らせてくれました。
 見える人には一目瞭然で判ることを、見えない私に必死で伝えようとしてくれていたのです。もう大感動で、写真に涙が写らないようにやっとの想いでこらえていました。

 涙を拭いながら向かったインフォメーションでは、シーの全体図と各エリア別の触地図とその説明の点字パンフが一つづりになっている物とディズニーランドとシーのいろいろな説明が聞けるCDパンフをいただきました。
 また、代表的なキャラクター数体分のリアルな形のしゃべる人形(それぞれの台座には点字で名前が書かれていました!)や、各アトラクションの構造や乗り込む物の形がわかる精巧な模型にも触らせてくれました。
 そして、各エリアや建物やトイレの情報が聞ける音声ガイドシステムをお借りして、園内を散策することとなりました。(このシステムは、千円の保証金がかかりますが、返却の際にバックしてもらえるものです)
 このシステムは、残念ながら大雑把過ぎるようですので、アナウンスする内容も込みでまだまだ改善の余地がありそうです。

 予めネットで調べてめぼしをつけておいたアトラクションに、次から次へとチャレンジしていきましたが、どのアトラクションのスタッフの方もとても親切で、どんなアトラクションでどんな動きをするものなのか、乗り込む物に到達する前には階段やスロープがどの程度続くかなどを詳しく説明してくださって、いやみなど微塵もない雰囲気でさりげなく「大丈夫ですか」と気遣ってくれていたのが、とても暖かな気持ちにさせてくれました。また、ところどころのアトラクションでは、インフォメーションにあったような模型を用意していてくださり、じっくりと確認させてくれていたのも嬉しい配慮でした。
 また、アトラクションから出ていく通路も、歩きやすいところやエレベータなどに案内してくれるなどの安全確保もとてもありがたかったです。

 この日は、新しいパレードが始まるより前の日だったこと、ランドの方には『モンスターズインク』の新しいアトラクションができてそちらにお客が流れていたこと、そして雨降りだったことが重なり、どのアトラクションもまったく待つことなく、すいすい乗れたので、途中休みをいれながらも、8時間めいっぱい遊ぶことができました。

 「タワーオブテラー」「レイジングスピリッツ」やインディジョーンズのアトラクションなど、スリリングな物はいろいろあって、どれもこれも印象深いものでしたが、私が特に印象に残った物は、次の三つでした。
 「シンドバッド・ストーリーブック・ボヤッジ」というアトラクションは、スピードはありませんが、ミュージカル仕立てになっているコースをゆったりとボートで進んでいく物で、とにかく音楽と歌が素晴らしく、その周りの様子とぴったり合致しているのが物凄く伝わってきて、またまた泣いてしまいました。
 「センター・オブ・ジ・アース」は、地底装甲車で、火山の地価を探検しているうちに大噴火が起こり、あっというまに地底から飛び出し山頂に駆け上がり駆け下りるというど迫力のアトラクションでした。
 そしてもう一つ、「ストームライダー」ですが、これは、その技術力の素晴らしさに感動して、また泣いてしまった物です。昔、後楽園遊園地にもシアター型の座席が傾いたりして、映像に合わせて体感するアトラクションがありましたが、この「ストームライダー」はその類の、もっともっと技術が発達した物のようでした。
 気象を研究しているチームが、嵐の中心を通る実験をするという想定のドラマがあって、そこから飛行機に乗って飛び立っていくということになってるのですが、無謀なキャプテンの行動でその飛行機がむちゃくちゃにアップダウンするのがストーリーと映像と体感とがあいまって伝わってくるのです。究極のバーチャルリアリティを体感できるのです!見えていなくても、離陸する感じ、飛んでいる感じ、着水する感じなどが、ものすごくリアルに伝わってくるのですが、その部屋は実際にはそこにあるままなのです。
 こういうことに対して、人を楽しませるために本気で取り組んできた人々のことを考えると、その想いの熱さに、涙を止めることができなくなっていたのです。

 ディズニーは、どんなに末端のアルバイトの売り子さんに至るまで、組織が一丸となって、人々を楽しませようとしているのです。
 私はディズニーの回し者ではありませんが、本当に素晴らしいと思いました。
 そして、その素晴らしさをより多く受け取るためには、やっぱり見える人に同行してもらって、一緒に楽しみながら、いろいろ説明してもらい、受け取る側としても、一所懸命楽しもうとするべきだとも感じました。

 よく、「ディズニーは恋人が別れる縁切り遊園地だ」などというデマが語られますが、こここそ、みんなで楽しく仲良く過ごせる、「縁結び遊園地」だと私は言いたいです。
 そして、最初のほうで書きましたが、音声ガイドシステムなど、改善してほしい点を、モニターになったつもりで会社側に伝えていって、より楽しめるような提案もしていけたらいいなと思いました。もちろん、視覚障害者だけのわがままにならないようにちゃんと考えて吟味しながらね。(^_^)

 日ごろの運動不足がたたって、翌日はふくらはぎがパンパンでしたが、本当に良い体験ができました。
 あ、ディズニーシーの水路の水かさが増していたら、きっと雨だけじゃなく、私の嬉し涙も混ざっていたかもしれませんよ。

※ タイトルの「めーたん」とは、私・美月のニックネームです。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 18:37  | Permalink

テーマパークのバリアフリー

 少し前に、ミュージアム関係のバリアフリー的配慮に関して書かせていただいたことがありました。
 今回は、テーマパークに関して簡単に書いてみたいと思います。

 今回、縁あって、国際的に人気の高い東京ディズニーランド、もしくはディズニーシーのいずれかに入ることのできるペアチケットをいただきまして、わくわくしながらネットで状況を調べてみました。
 以前から、それぞれの園内の触る地図やCDパンフレットの配布をしてくれるなど、さすがはディズニーといった感じのサービスをしていることは知っていましたが、改めて凄いと思いました。
 まず、それぞれの入り口までの誘導ブロックの設置、音声案内付きの触る地図の設置、アトラクションの模型を常備、車椅子対応席のあるショーシアター、聴覚障害者向けの字幕を表示してくれるシアター、そして専用の車椅子を常備したボートなど、その配慮は見事なものです。
 さらに驚いたことには、ディズニーシーのほうでは、各アトラクションやテーマごとに、その場の説明が聞ける音声ガイドシステムの貸し出しも行なっているのです!
 全体的に他の遊園地やテーマパークより高めの値段設定になっていることもあり、私は20年ほど前に一度バリアフリー検証をしに行って以来、足を運んでいませんでした。だから、当然シーのほうは初めてということになります。そんなこともあって、今回はランドではなくシーに行ってみようと思っています。

 ここまで読んでこられた方の中には、「障害者なら、障害者手帳を見せれば割引になるんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。答えは“no”です。ディズニーは、誰にでも楽しんでもらえるように最大限の努力をしているので、障害による割引はないのです。それほど真剣に「バリアフリー」に取り組んでくださっているわけです。

 今回、私の記憶を確かめるために、東京周辺ではありますが、幾つかの遊園地やテーマパークのサイトにアクセスして、わからないところに関しては電話で問い合わせたところ、やはり障害者へのバリアフリーを考えてくださっているところはありませんでした。
 としまえんは、サイト上には特に記載がなく、電話してみたところ、「料金の割引はございますが、触る地図などの配慮はございません(にこにこ)」とのことでした。
 読売ランドもサイト上には特に記載なし。電話してみると、「手帳をお持ちの方には割引がございます。本当は触る地図などの配慮はすべきだと思ってるんですが、現状ではできていないんです。申し訳ありません。(本当にすまなそうな様子)」ということでした。
 富士急ハイランドは「特には何もございません。割引もありませんし、ディズニーさんがどんな物をお作りか存じませんが、予定はありませんね、はい。お得なクーポンなどご利用ください。(にこにこ)」でした。
 そして、ちょっと良かったのが、東京サマーランドです。ここは、サイト上の料金のページに、「福祉料金」として、障害者に関する全種類の手帳が明記されていて割引料金が書かれていたのみか、妊婦さんへの割引も書かれていました。また、プールには車椅子の方用の更衣室が設けられているとのことでした。もちろん、それ以上に楽しめる部分を作ってくださるとありがたいとは思うのですが、他の遊園地と違い、サイト上にきちんと福祉的観点の記述があったことは、ちゃんと障害者を意識していてくださるということで、私としてはなかなか良いのではないかと思いました。
 読売ランドも、電話口で対応してくださった女性スタッフはとても良い人のようでしたが、園の体質自体はクエスチョンな印象でした。

 そしてまたディズニーリゾートのサイトを振り返ってみると、はっきりトップページに「バリアフリーというリンク項目が表示されているのです。その中身には、割引という言葉は一切出てこないのですが、とても嬉しく感じられるのです。確かにディズニーには視覚にうったえるアトラクションやショーも少なくはありませんが、ここまでやってくれているのなら、「割引にしてくれ」などというずうずうしい発言は出てきません。
 しかも、目の不自由な私の友人たちの多くが、ディズニーランドやシーを大いに楽しんで、愛しているのです。
 確かに、私のようにいつもお財布の中身が軽くて困っている身としては割引はありがたいことではありますが、「どうせ、あなたたちにはそんなに楽しんでもらえる物はないから、まぁ、割引で許してね」といったある意味「逃げ」を打たれるよりは、きっちりこちらを向いてくれているディズニーリゾートにこそ本当の魅力を感じてしまうのでした。

 と書いている今は、まだ実際に行く前の段階です。次週のこのコラムで、実感を伴ったレポートができればと思っています。


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



町で出会ったら気軽に声をかけましょう!目の不自由な方への声かけカード

by amedia  at 18:01  | Permalink

素敵なお寿司屋さんと朗読会のお話

 桜も満開を過ぎて、いよいよ春真っ盛りですね!
 私の所属する「演劇結社ばっかりばっかり」も、もう恒例となった春の朗読会に向けて、稽古真っ盛りです。

 さて、二月ほど前に、素敵なお寿司屋さんに行ってきたので、そのお話をしましょう。
 それは、東京は東中野にある「名登利寿司(なとりずし)」という小さなお店です。ご夫婦お二人だけで切り盛りしてらっしゃるお店ですが、この奥様・佐川芳枝さんという方が大変に文才のある方なのです。お寿司屋さんの女将さんとして日々経験したことや感じたこと、そして旬のお寿司の美味しそうなお話をエッセイとしてたくさん書いて出版しておられるのです。
 私も全てを読んだわけではないのですが、中の1冊を読ませていただいただけでも、お寿司が、とりわけこのお店のお寿司が食べたくてたまらなくなります。
 最初、ラジオか何かで紹介されていて、音訳されたのを聞いたのがもう10年くらい前だったでしょうか。そのときは「お寿司って奥が深いな」とか「そのうち食べにいきたいな」で済んでしまったのです
 ところが、元々寿司好きだった私は、1年ほど前から、それに輪をかけて「マイブームはお寿司よ」という状態になっていました。でも、もちろんお財布の都合があるので、どうしても回転寿司レベルに留まってしまいます。そんなおり、ふと思い出して、また佐川さんのエッセイを読みたくなり、ネットで点訳データを検索してみたら、10冊ほどヒットしました!
 夢中で読んでいるうちに、もう矢も盾もたまらなくなり、相方に頼んで、誕生日にこの「名登利寿司」に連れていってもらうことにしてしまったのです。(実際には、その日は予約が一杯だったので、3日遅れになったのですが)

 JRの東中野からも、東京メトロ東西線の落合からも程近いところにあるこのお店に行ってみると、本当に小ぢんまりとしたお店でした。
 しかし、外まで出迎えてくれた芳枝さんは、本当に優しくて品のいい明るさを持ったご婦人でしたし、旦那さんである親方も、感じの良さと気風(きっぷ)の良さを併せ持った好人物でした。
 そして!!もちろん、味は最高!!!3000円で「お任せ」で握っていただいた中には、私が初めて食べるホウボウの昆布締めなど、江戸前の仕事をきっちりしてある種もあり、これだけでも満足だったのですが、せっかくだからということで、お好みで車えび・煮アナゴ・ウニを握っていただきました。
 どれもこれも美味しかったのですが、嬉しかったのが親方のご配慮です。晴眼者の相方には、全て付け台の上に並べていってましたが、私に対しては、煮アナゴなど、崩れやすいお寿司は、わざわざ小皿に取って、「このほうが食べやすいでしょ」とおっしゃって、手元に置いてくださったりなさるのです。
 初めて訪れた客である私に、こんなに丁寧に親切にしてくださったことへの感謝と、そして赤ウニを、軍艦ではなく岩塩を載せて握ってくれたお寿司の、夢のような美味しさの記憶を胸に、家路に着いたのでした。

 実は、この訪問の折り、佐川婦人にお願いして、エッセイを朗読会で読ませていただくことをお許しいただいてきました。
 実際に、ブレイルメモポケットに彼女のエッセイを入れて持っていき、冒頭部分を少し朗読させていただいたのですが、とても喜んでくださったのです。
 ということで、今着々と稽古に励んでいるばっかりばっかりの朗読会では、この佐川芳枝さんのエッセイを読ませていただきます。

 他にも、思わず吹き出してしまいそうな作品、胸がキュンと鳴るような作品など、いろいろなお料理(?)を並べてみますので、皆さん、またどうぞ足をお運びくださいませ。

演劇結社ばっかりばっかり 第4回公演 「朗読ディナー ~昼の部あり~(食事なし)」
日時  5月23日土曜日、昼の部13時から、夜の部17時から。
場所  「ギャラリーハセガワ」
交通  JR山手線「原宿」駅竹下口より徒歩2分以内。(ご希望により、原宿駅か
らの誘導をいたします)
入場料 千円
お問い合わせ・お申し込みは、以下のアドレスへどうぞ。
mail@bakkaribakkari.com
出演者 石津正幸、大河内聡之、こんやゆうこ、美月めぐみ、鈴木大輔


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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)



デイジーもあり~視覚障害者のスキルアップに役立つ各種録音図書

by amedia  at 18:22  | Permalink