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春うらら
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正に休養・保養の栃木旅

東京都は、都内に住む身体障害者手帳、精神保健手帳、愛の手帳を保持する人とその付き添い者に対し、バリアフリー的配慮をした指定宿泊施設(全国で40施設余り)を利用する上で、年間二泊分の宿泊補助を出してくれています。
本人は1泊に付き6490円、付き添いの人は3250円です。
 都から委託を受けてこの事業を行なっているのが、財団法人日本チャリティ協会で、 事業の名前は「 東京都障害者休養ホーム事業」といいます。
詳しくは、こちらをご参照ください。
http://www.charitykyokai.or.jp/jigyo/shogaiList.asp?QSid=13

 この制度、せっかくあるのに知らない方が多いようですので、ちょっと紹介してみました。いつから行なわれていたのかわかりませんが、私も10年前くらいに知ったのだと記憶しています。

 その指定宿泊施設の一つに、栃木県那須郡那珂川町にある「栃木県障害者保養センター那珂川苑」というところがあります。

 私は、2007年の早春にこちらを訪れて以来、すっかり気に入ってしまって、毎年2月か3月に利用しています。
 そんなわけで、今年も先週後半に行ってきました。

 那須高原まで上がる手前の気候温暖で静かな宿は、最初から障害者の利用を中心に考えられた宿で、小さいながらもとても居心地が良くできているし、従業員の皆さんがとても親切です。
東北本線の最寄駅である氏家駅からでも車で40分ほどかかってしまうこの場所は、本来なら自家用車でいくしかないようなところですが、宿の専属運転手の方が駅からの送迎をしてくださり、電車でしか行くことのできない私たちでも安心して利用できます。
 お風呂は温泉で、アルカリ単純泉の心地良い大浴場・中浴場の他に、時間予約制の家族風呂もあります。家族風呂といっても、そんなに狭い感じではなく、大きなお風呂で他人のお尻を蹴ってしまう心配のある人(私とか?)には、安心感があってなかなか良い感じです。もちろん、一番の利用者は絶対に介助の必要な車椅子ユーザーの方なのですが。さらに、料金を払うと、肢体不自由の方向けに入浴介助者をお願いすることもできるそうです。
 また、心のこもったお料理の数々は、地元の食材を生かした美味しい物ばかりで、食欲旺盛な私でも食べきるのが大変なくらいです。
 この宿を拠点に、那須高原に足を伸ばすもよし、近くの馬頭(ばとう)温泉や喜連川(きつれがわ)温泉、那珂川水遊園で遊ぶもよし、過ごし方はいろいろです。
 徒歩圏内には、最初の年に訪れた「いわむらかずお絵本の丘美術館」があり、なんと点訳された本まで置いてありました!
 また、その逆方向へ歩いていくと、馬頭ハムの工場があり、隣接された「田舎レストラン巴夢(ハム)」は、分厚いハムをジューッと焼いたハムステーキが絶品でとても気に入っているのですが、オフシーズンには気まぐれにしかやっていないようなので、電話で確認が必要です。ちなみに、私たちは残念ながら今回は振られてしまいました。

 ここで文字通り二日間のんびりと休養した私たちは、後ろ髪を引かれる想いで、帰途についたのでした。

 このサービス事業を利用しなくても、補助が受けられる金額以下の料金プランからありますので、どの地域の人も気軽に利用できるようです。リーズナブルに行きたいけれど、ちょっと贅沢な気分も味わいたいという、私と同じような庶民派の皆さんには、とてもお薦めの宿です。
 詳しくはこちらをご参照ください。
http://www10.ocn.ne.jp/~nakagawa/

 ところで、また嬉しい話がありました。
 上で紹介した気まぐれなレストラン「巴夢」の情報が知りたくて、mixi内にある那珂川町のコミュニティに書き込みしたところ、何人かの方から情報をお寄せいただくことができました。
 その中に、なんと那珂川苑の厨房で働いておられる方の娘さんもいらっしゃって、一番正確な情報をくださいました。もう帰ってきてしまってからだったのですが、とても嬉しくなってしまい、お母様に美味しかったご馳走に関しての感謝をお伝えいただいてしまいました。そして、やっぱりお友達になってしまったのでした。

 温かい宿、美味しいご飯、そしてオマケの嬉しい出会い…。
 ほっこり続きの今日この頃です。


ながら仕事でもホームページが楽しめる音声ブラウザ・ボイスサーフィン


(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 17:23  | Permalink

バリアフリーなお芝居と、ばっかりばっかり朗読会のお知らせ

 先週は映画関係のお知らせでしたが、今週は舞台のお知らせです。

 まず、私の所属する劇団ではないのですが、とても巧みな脚本でぐいぐい引き込んでくれる劇団のバリアフリー公演について簡単にご紹介します。
 この『劇団6番シード』という 都内の劇団は、我がばっかりばっかりより大分歴史がある上に、駅からの送迎や点字パンフ・音声パンフの作成、舞台装置の説明、イヤフォンによる音声ガイド、車椅子対応などのバリアフリー的配慮も、ずいぶん前から行なっています。
 この劇団の4月公演『ドライビングエンゼルフィッシュ』の音声ガイドのナレーターを、我がばっかりばっかりの主宰にしてバリアフリー映画鑑賞推進団体CityLightsの誇るディスクライバーの一人・鈴木大輔が担当させていただくことになりました!
 ミステリー要素とコメディ要素がふんだんに盛り込まれたこの芝居、ぜひ観にいらしてください。
 ちなみに、音声ガイドはライブで行なうのですが、このガイドを聞きながらのご観劇をご希望の方は、3月31日(今月いっぱい)までにお申し込みください。お申し込みいただいた方がいらっしゃる日時のみ音声ガイドが入るそうです。(お申し込みのない日は、音声ガイドは入りません)

劇場:東京芸術劇場小ホール2
日程:4月8日(木)~18日(日)
※12日13日は休演です。
 ストーリーや申し込み方法など、詳しくは、下記ページをご参照ください。
http://www.6banceed.com/what6c/6cayumi/kouenkiroku/daf/


 続いて、今度は私たち『演劇結社ばっかりばっかり』からのお知らせです。
 既に先月の『アメディア・レポート』などでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、5月に朗読会をやります。
 今までは、春の朗読会は1日限りの公演でしたが、今年は2日間4公演を予定しました。しかも、「朗読定食」略して「朗定(ろうてい)」の第二弾として、主に稽古している場所を名前につけた二つのプログラムを用意しました。シャレのようですが、偶然にも稽古場の地名が逆さまなのです。すなわち、「田町定食」と「町田定食」です。
 ただいま、ファンタジー、エッセイ、時代物など、バラエティに富んだメニューを、腕によりをかけて調理(稽古)中です。
 どうぞ皆様、ぜひとも耳で味わいにいらしてください!
 以下、詳細情報です。

第六回チャリティ公演(朗読会)
   『帰ってきた朗定(ろうてい)~田町定食・町田定食~』
日時:5月22日(土)・23日(日) 両日とも14時開演と18時開演(全4公
演)
会場:原宿・ギャラリーハセガワ(東京都渋谷区神宮前1-19-5)
交通:JR山手線原宿駅竹下口より徒歩2分。
料金:1公演1,000円、2公演通し1,800円
※ 純益の一部を、盲ろう二重障害の方々の支援のために寄付します。
定員:各回30名・完全予約制。
お申し込み先
TEL  090-3818-6424
Email  otegami@bakkaribakkari.net
※ お申し込みの際、以下のことをお伝えください。
○ 希望日時
○ 人数
○ 代表者の携帯番号
○ 原宿駅からの誘導希望の有無。
○ 点字パンフ希望の有無(ご希望の方は5月17日までにご連絡ください)

【公演日程と出演者】
5月22日(土)
14時:田町定食
18時:町田定食
5月23日(日)
14時:町田定食
18時:田町定食
出演者:石津正幸(主に田町定食)、大河内聡之(主に町田定食)、河村有美(客演
、町田定食のみ)、こんやゆうこ(主に田町定食)、水口真名(客演、主に田町定食
)、美月めぐみ・鈴木大輔(ご飯と味噌汁のごとく、どちらにもばっちり出演!)

 アウトドアの楽しい季節ではありますが、ぜひとも“心の旅情”もお楽しみください。

目の見えない子を支援するなら~点字定規セット「点字サポーターへの道」

(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 18:05  | Permalink

初夏のバリアフリー映画の祭典・「シティライツ映画祭」

 2月4日付け本誌332号のコラムでは、この春のバリアフリー上映を幾つかご紹介してみましたが、皆さんは足を運ばれましたでしょうか。
 その折に、ラスト部分でちらっとイントロだけお聞かせしましたが、いよいよ「第3回 City Lights 映画祭」の企画が固まり、前売りチケットの販売が開始されましたので、予告通りご紹介します。

 まず、ご存知ない方のために、このシティライツというのがどんな団体なのか、簡単にお話ししておきましょう。
 シティライツ、正式には「バリアフリー映画鑑賞推進団体 City Lights」は、2001年に発足した映画鑑賞サークルです。このサークルを立ち上げたのは、学生時代にアマレスをやっていたという屈強な、もとい、心優しい女性・平塚千穂子で、無類の映画好き。「大好きな映画を、多くの人と鑑賞したい。もちろん、視力のハンディがある人とも。その目的を果たすため、画面の説明=音声ガイドを研究して、より
多くの映画作品を視力の有無に関わらず一緒に楽しみたい。」彼女のそんな想いに共感した私たち仲間がどんどん集まって、いろんな意味でディープに活動してきたのが、このシティライツなのです。
 さらに詳しくお知りになりたい方は、公式ホームページをご参照ください。
http://www.ne.jp/asahi/city/lights/

 そんなシティライツが、独自でフィルムを借りてある程度のキャパを持つホールで上映会を行ない、多くの皆さんと一緒に映画の楽しさを味わってみようということで、2年前から毎年行なうことになったのが、「シティライツ映画祭」なのです。
 今回の正式なイベント名は、「第3回 City Lights 映画祭~あの懐かしの映画をもう一度~」で、邦画から1本、洋画から1本を上映します。もちろん、いずれも音声ガイド付きです。

 邦画は西田敏行さん主演の『虹をつかむ男』です。日本版『ニューシネマパラダイス』などとも言われる、映画を愛する人の想いがいっぱい詰まったこの作品は、正に映画祭にぴったり!その愛しい作品の音声ガイドは、シティライツメンバーの有志が腕によりをかけて作ってくれたガイド原稿を予め録音して流すスタイルで行なわれます。

 そして、とても嬉しいお知らせです!!なんと今回はこの『虹をつかむ男』や『寅さんシリーズ』『学校シリーズ』の監督としておなじみの山田洋次さんがゲストでお越しくださいます!!
 山田監督は、バリアフリー上映に関しても大変ご理解のある方のようですので、今からどんなお話しをしてくださるのか、とても楽しみです。

 そして洋画のほうは、シティライツ内部のメンバーで構成された「映画祭実行委員会」の人たちがピックアップしたなつかしの名画50作品の中から、メーリングリストに集う人たちに投票してもらって選ばれた作品なのです。結果選ばれたのが、音声ガイドをつけるには大変な“挑戦”になりそうな海外ミュージカル映画『雨に唄えば』でした。
 この映画の最大の魅力は主役のドン(ジーン・ケリー)のタップダンスなのですが、ビジュアル的に楽しむことはできなくても、軽やかなタップの音を聞いているだけでも胸がわくわく浮き立ってきます。全体がとても明るくて楽しい作品なのです。しかも、サイレント映画からトーキーに変わろうとする時期をとても楽しく描いた、これまた「映画祭」にぴったりな作品です。
 しかし、吹き替え版は存在せず、したがってシティライツメンバーから募った有志による“字幕朗読”が行なわれることとなりました。
 既に1月31日にその字幕朗読の収録は終わっているのですが、今回の主役の声は、このコラムにも度々登場している我が相方・演劇結社ばっかりばっかり主宰の鈴木大輔が担当しました。
 また、私自身は、この収録のときのレコーディングディレクターをやらせていただき、「見た目の雰囲気に合わせた演技をするのではなく、元の役者さんのトーンに合わせての“字幕朗読”を心がけて、浮き上がらないようにしてください」などと生意気なことを言わせていただいてました。もちろん、点訳した台本を使い、女性のボイストレーナーの声を担当させてもらったりもしていました。ちょい役なので、分かっ
ていただけるかどうか…。ご来場の際は、その辺りも楽しみにしていただけると嬉しいです。
 この収録の模様などは、映画祭blogで詳しくお読みいただけるだけでなく、このblogからのリンクで収録の様子やリハーサルの様子を動画で楽しんでいただけ
るようにもなっています。
 また、ビジュアル的に楽しい要素満載のこの映画のガイドは、アクションシーンやサイレントのライブガイドに定評のあるメンバー・役者の檀鼓太郎が中心になって、数名でライブガイドを行なうという画期的な試みもとても楽しみなところです。

 この映画祭の日時は4月29日木曜日・昭和の日で、一般的には休日です。翌日の30日金曜日に休暇を取ると、翌週の水曜日5月5日まで正にゴールデンウィークとなります。
 ということで、今回は遠くからお越しの方にも観光を兼ねて楽しんでいただけるように、クラブツーリズムのご協力により、旅行プランまで企画してしまいました。土俵があるちゃんこ屋さんで懇親会があったり、ホテル宿泊プラン、半日下町観光などというのもあるようです。

 また今回は、去年の大盛況による嬉しい混乱を大きな反省材料として、チケット完全前売り制となっています。
 その辺りの詳しいことは、映画祭専用の公式ページをご覧ください。このページは、前述のblogの入り口にもなっていますので、ぜひアクセスしてみてください。
http://www.ne.jp/asahi/city/lights/eigasai/2010.html

 最後に、公式ページから、最低限お伝えすべきと思われることを抜粋して今回のコラムを締めたいと思います。


会場:江戸東京博物館 大ホール(東京都墨田区横網1-4-1)
【アクセス】JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営大江戸線 両国駅江戸東京博物館前A4出口 徒歩1分
日程:2010年4月29日(木曜・祝日)
定員:446名 入場料:1作品 500円
主催:
バリアフリー映画鑑賞推進団体 シティ・ライツ
協賛:日本映像翻訳アカデミー 花王株式会社・花王ハートポケット倶楽部 
財団法人 川喜多記念映画文化財団 日本アイ・ビー・エム株式会社  
フコク生命 ライオン株式会社 株式会社ダイイチ 有限会社 読書工房
協力 横浜ニューテアトル「シネマ・アシスト」シネマ雄  
株式会社 榮太樓總本鋪 有限会社 エムズシステム

プログラム
 11:30~開場
 12:30~開演
 12:35~「虹をつかむ男」+トークショー ~映画館にかける虹の橋~ ゲスト:
山田洋次監督
 =休憩=
 16:00~「雨に唄えば」

※両国駅からの誘導をご希望の視覚障がい者の方は、必ず、事前にお申し込み下さい
※ご入場には、必ずチケットが必要となりますので、4月15日までにチケットのご購
入をお願いします。

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(「週刊福祉情報」コラムニスト・美月めぐみ)

by amedia  at 16:50  | Permalink